11月4日、神戸市の西山記念会館にて神戸市等が主催する第12回アニメーション神戸賞の授賞式が開催された。 第1部の「デジタル・クリエーターズ・アワード」内では、クリエイター発掘を目的とするデジタル・クリエーターズ・コンテストの発表も行われた。 デジタル・クリエーターズ・アワードは今回で2回目となる。今年の応募総数は79作品で、昨年の88作品よりやや減少した。 そのうち昨年同様5作品が最終審査に臨んだ。今回も応募作品には、2D、3D、コマ撮りとジャンルに偏りなく作品が揃っている。 こうしたなかで最優秀賞は本をめくる効果も取り入れた手描きテイストの作品となっている西村祐美氏の『ちちにっき』となった。ASK?映像祭2007で入選していたこの『ちちにっき』は、多摩美術大学の卒業制作作品である。 同大学はグラフィックデザイン学科のレベルの高さと層の厚さで知られるが、西村氏は情報デザイン学科の出身である。 審査委員長の大地丙太郎監督は、父と子の関係性へ感情移入させられる点や作画力、そしてセリフなしで見せる演出力といった総合的なバランスが評価につながったと述べた。また、同氏は総評では各作品について触れながら楽曲の使い方についても語っている。 その他の主な受賞作品には、山口翔氏『Paper Play』が優秀賞に選ばれた。この作品はデジタルコンテンツ協会が主催するデジタルクリエーターズコンペティション2007でも優秀賞を受賞している。 同コンペティションで銀の翼賞の上甲トモヨシ氏『雲の人 雨の人』も、今回ノミネートとなっている。また同じくノミネートの田辺富士男氏『Shop Rumble』は、一昨年のTBS主催のDigiCon 6+1で丸の内賞を受賞している。 今回の受賞作品は、今後、11月28日からのアニメーション神戸展やKOBE.TVにて、予備審査を通過した作品を含めて紹介される予定である。 また第1部の中では、既に発表となっていた「第12回アニメーション神戸ロゴタイプ・キャラクター」の採用作品や「Webアニメコンテスト」の受賞作品の表彰も行われた。 そして「デジタル・クリエーターズ・アワード エンディング・テーマ曲」の発表と表彰も行われた。【真狩祐志】2007年デジタル・クリエーターズ・コンテスト受賞作品最優秀賞 『ちちにっき』 西村祐美優秀賞 『Paper Play』 山口翔審査委員特別賞 『ぼくのともだち』 Cartoonプロダクションノミネート 『雲の人 雨の人』 上甲トモヨシ 『Shop Rumble』 田辺富士男アニメーション神戸/http://www.anime-kobe.jp/当サイトの関連記事/第12回アニメーション神戸 Webアニメコンテスト入賞作品発表/アニメーション神戸作品賞に「パプリカ」や「コードギアス」など
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