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MANGAフェスティバル マンガ文化紹介で注目される

 10月25日から28日まで、東京・秋葉原のUDXビルで日本のマンガ文化を取り巻く状況を紹介した「MANGA フェスティバルin 秋葉原エンタまつり2007」が開催された。イベントは日本のマンガを取り巻く状況を紹介する展示部門と専門家に向けたセミナー・シンポジウムから構成

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 10月25日から28日まで、東京・秋葉原のUDXビルで日本のマンガ文化を取り巻く状況を紹介した「MANGA フェスティバルin 秋葉原エンタまつり2007」が開催された。イベントは日本のマンガを取り巻く状況を紹介する展示部門と専門家に向けたセミナー・シンポジウムから構成された。
 展示部門では、日本のマンガの歴史や市場規模などを紹介するほか、様々なキャラクター商品を並べてマンガが中心となるメディアミックスとは何かを紹介していた。また、世界中のマンガを集め、世界に広がるマンガの現状を視覚的に表現したほか、現在急成長を続ける携帯コミックの実物展示を行った。
 さらに、『新世紀エヴァンゲリオン』や『涼宮ハルヒの憂鬱』などに展示された数多くの等身大フィギュアは、観光客に人気を集めていた。

 しかし見た目が華やかなのは展示部門であったが、企画と内容については同時に開催されたセミナー・シンポジウムのほうが評価は高かった。今回のMANGAフェスティバルでは、「海外マーケット」、「デジタル化」、「著作権」の3つのテーマのもと全部で11の専門セミナーが開催された。いずれも現在、マンガの世界においてホットトピックスになっているものである。
 どのセミナーの講演者もその市場を熟知した専門家ばかりであったこともあり、各セミナーはいずれも関連業界のプロが多数参加し、活気のあふれたものになっていた。実際に講演の内容は、ビジネス面を中心に、本や雑誌では追いにくい現在進行形の話が多く、ビジネスに直結した情報価値が高いものであった。

 今回、日本コンテンツの海外発信を掲げるJAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)では、この「秋葉原エンタまつり」を含む18の公式イベントを行った。この中で、アニメ、マンガ、ゲームなど様々なシンポジウム、セミナーが開催されてきた。
 その全部が必ずしも成功したと言えないが、少なくとも今回のMANGA フェスティバルのセミナーは、テーマの設定や、講師の選択、内容の専門性まで含めて極めて有意義なイベントだったように感じられる。

MANGA フェスティバルin 秋葉原エンタまつり2007
/http://www.entama.com/mangaf/data.html
《animeanime》
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