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プレセペ /http://www.presepe.jp/
まんたんウェブ /http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/

対談者
鈴木茂美(プレセペ)、渡辺圭(まんたんウェブ)、数土直志(アニメ!アニメ!)

4. TVアニメ放映の昨今

――あと、月曜7時の枠が再放送枠になるという話がありますね。

数土:
あれ、何をやるんですか?
渡辺:
聞いている話だと『宇宙戦艦ヤマト』という話はあります。
数土:
あと『ルパン3世』も名前が挙がってましたね。
結局、『結界師』の後決まってなかったってことなんですよね?
渡辺:
そうですね。『結界師』が予想以上には伸びなかった。
数土:
あれは、あの時間のアニメじゃないですよね。
渡辺:
いい漫画だとは思うけど、アニメには向かないのかなぁ。『名探偵コナン』の前の番組でしょ。
数土:
かつての『犬夜叉』の枠ですから。
渡辺:
今、子供たちってそれほどサンデー読んでないですからね。でも寂しいですよ、正直言って。
月曜日のあの枠は土6と並んでゴールデンタイムなわけですから、あそこがしっかりしてないと、と思います。

鈴木:
でも、あの枠で『ヤマト』再放送をしてどうするの?
渡辺:
『ヤマト』は無理でしょう、色々複雑ですし。
数土:
初代『ルパン』でいいんじゃないですか?あれだったら僕も見たいし。
渡辺:
これは市場の問題だとは思うんですけど、アニメを見る層がおそらく平均25歳じゃないですか。
いわゆる団塊Jrなんですよ。しかもその世代が今パパになってる。そんな団塊Jrが子供の世代で見ていたアニメを、子供と一緒に見る、という流れのほうが、ビジネスとしては楽なんですよ、新しいものを作るよりは。
お父さんは懐かしいし、子供たちはわかんないけど見る。
数土:
『ゲゲゲの鬼太郎』がまさにそれですね。
渡辺:
『鬼太郎』はいい数字出していますね。新鮮だし、新しい。
数土:
さらに親も一緒になって見てしまう。下手したらおじいちゃんおばあちゃんも一緒に見ちゃう。
渡辺:
だから、日テレさんはそういうことを考えているんじゃないかなぁ、と思うんですよね。マーケティング的にはそのほうが大きいと思いますね。

――そういう意味では声優にかかるところは大きい、ということですね。

渡辺:
声優の人気は大きいと思いますよ、今は。
鈴木:
特に女子はその傾向が多い。
数土:
深夜番組になるともう、声優ありきですよね。
渡辺:
面白いのは、男の子の声優が割と今、主役クラスが増えてきたけど、女の子の声優の主役クラスがみんな同じになるじゃないですか。
だいたい川澄綾子さんか釘宮理恵さんか、という流れですよね。

数土:
朴ロ(ロは王へんに路)美さんとかも多いですね。
鈴木:
でも、朴ロ美さんは男役が多いですからね。
数土:
いわゆる人気の場所が違いますね。
鈴木:
朴ロ美さんのファンは8割が女性だそうですよ。斎賀みつきさんとかもファンクラブに女性が多いですね。

渡辺:
そういう意味ではですね、『ドラゴノーツ』が、ものすごい豪華キャストなんですよ。相当お金かけてます。
数土:
(キャストを見て)これ、GONZO賭けてるかもなぁ。
鈴木:
GONZO、これで起死回生ですかね?
渡辺:
ヒット作を出さないとやばいですからね、
数土:
上期も評判いい作品ばかりなのに、DVDは厳しいみたいです。
渡辺:
『ロミオ×ジュリエット』は、かなりショックだったみたいですよ、
数土:
GONZOは、作品を絞ったおかげですごくクオリティあがったな、って感じたんですが。
渡辺:
明らかに秋新番はこれ1本絞りですからね。春には今度大きいのが控えているんで。

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