9月27日に第12回アニメーション神戸賞の受賞作品と受賞者が発表された。同賞を運営する神戸市によると劇場部門の作品賞には『パプリカ』(今敏監督)、テレビ部門には『コードギアス 反逆のルルーシュ』(谷口悟朗監督)、パッケージ部門には『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(神山健治監督)がそれぞれ選ばれている。 それぞれが過去1年間にメディアで大きな話題になると同時に、ファンから大きな支持を受けた作品である。
劇場部門を受賞した『パプリカ』は昨年のヴェネチ映画祭に公式出品されたほか、ファンや専門家から高い評価を受けている。しかし同時期に『時をかける少女』が公開されたことから、こうした賞の獲得には縁が薄かった。ようやく本来の評価を勝ち得たといえそうだ。 『コードギアス 反逆のルルーシュ』は深夜アニメから予想を超える大ヒットになり注目された。パッケージ部門の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』は、映画並のクオリティーと予算で注目を浴びたOVA作品である。