2008年春 東京芸大大学院にアニメーション専攻開設(9/18) | アニメ!アニメ!

2008年春 東京芸大大学院にアニメーション専攻開設(9/18)

ニュース 学問/教育

 東京藝術大学は、横浜に設けている大学院映像研究科に来年4月よりあらたにアニメーション専攻を設ける申請書を文部科学省に提出している。
 9月18日の産経新聞の報道によれば、この申請は11月に文部科学省が開催を予定している大学開設審議会で承認される見通しである。募集人数は16人で、2年間の修士課程で、作家や監督などのクリエイターやアニメーションの研究家を養成するとしている。

 これまで私立大学でアニメーションを学科や専攻として持つケースはあった。しかし、東京藝術大学の申請が認可されれば、大学・大学院を通じて国立大学でアニメーション専攻を設ける初のケースとなる。
 そうなれば学問や職業・芸術教育としてのアニメーションの確立に、大きな役割を果たすことになる。

 東京藝術大学は、これまで音楽専攻と美術専攻のみを設けてきた。しかし、海外の主要な総合芸術大学の多くが、映像・メディア専攻や舞台芸術専攻を保有することから、芸大もこうした領域の教育を行う必要があると兼ねてより指摘されていた。
 こうした時代の要請もあり、東京藝術大学初の映像・メディア系の専攻として大学院映像研究科を2005年に横浜の新キャンパスに開設している。この大学院映像研究科は開設当初より、映画専攻、メディア映像専攻、アニメーション専攻の3つの専攻から構成されることを想定していた。
 しかし、2005年の映画専攻開設、2006年のメディア映像専攻開設に較べて、アニメーション専攻の開設は遅れていた。

 日本のアニメーションの歴史は、その起源が1910年代の遡るほど古いが、近年まで学問として省みられることは少なかった。一方で、体系的にまとめられず研究が行われなかったことから、過去2、30年の資料や記録ですら急激に失われつつある。
 それだけに制作手法、文化、社会、美学、産業と今後研究されなければいけない領域は数多く残されている。また、本格的な研究が必要とされている。今回日本を代表する芸術大学が、アニメーション専攻を設けることは、大きな意味がある。

 現代は様々な芸術領域がクロスオーバーする時代でもある。アニメーション専攻の開設は、映像、音楽、美術、メディア芸術が並ぶことで、既存の芸術分野の活性化にも大きな役割を果たすだろう。

産経新聞 /http://www.sankei.co.jp/
/アニメは学問 国立大お墨付き 東京芸大、院に専攻新設

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東京藝術大学  /http://www.geidai.ac.jp/
東京藝術大学映像研究科   /http://www.fnm.geidai.ac.jp/
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