第6回アニマックス大賞 世界3000通から大賞決定(9/8) | アニメ!アニメ!

第6回アニマックス大賞 世界3000通から大賞決定(9/8)

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 アニメ専門チャンネルのアニマックスが実施するアニメシナリオコンペティション「第6回アニマックス大賞」の大賞受賞作品が発表され、帝国ホテルで記者会見が行われた。
 大賞受賞作品は、タカマガハヤトさんの『タカネの自転車』で、賞金200万円が授与され、2008年に株式会社A-1 Pictures によりアニメ化される。また、特別賞には、渡邊耕平紹極酔毅さんのコミックによる応募作品、『幻想世記-倫敦の青龍-』が選ばれ、50万円が授与された。
 また、パンアジア賞にはCarmelo S J Juinio さんの『ラミネートウーマン 砂の惑星セラへ』が選ばれた。

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 今回の募集は従来より大きく拡大し、日本以外のアジア10の国と地域に募集地域を拡大し、国際コンペとして実施された。
 また、シナリオだけではなく、マンガ形式や小説形式も募集形式に加えられた。募集は3月中旬から5月末までのおよそ2ヶ月あまりのうちに、応募総数は3056通(日本:1062、海海:1994)あり、ウェブサイト上での一般投票も参考にされ、最終選考作品に日本から6作品、アジア各国から6作品が選ばれた。

 タカマガハヤトさんは受賞作品について「難解でで大人向けの内容よりも、自分が育ってきた子ども目線に立ち返って、狐と狸の和製ファンタジーを描いた」と語る。

 審査委員長で、A-1 Pictures代表取締役社長の勝股英夫さんは「応募が多岐にわたり、どの作品も個性的だった。完成度だけではなく、アニメとした時に面白いかどうかを判断した。
 通常オリジナル作品は2年くらいかけて作るので、今日が制作発表会のつもりです」と、早くも制作体制について語った。アニメのスタッフィングはこれからだという。

 今回の特別審査委員で、小説家の夢枕漠さんは「小説のコンペだと多くて1000通。3000通の中から選ばれたというのは、それだけですごいこと。
 受賞者はこれがスタート地点だと思ってほしい。継続は力なり」と、長年活躍しているプロとしての心構えを伝えた。

 審査員の中で『タカネの自転車』を最も推したという漫画家の荒木飛呂彦さんは「人間の普遍的な内面を描いている内容で、兄妹の関係を描けているところを推した。
 兄妹には贔屓による嫉妬感も描いて欲しい」と、作家としての注文も語った。

 審査委員で脚本家の金子ありささんは「とてもハートフルで普遍的な内容を描いているのが大賞の理由」と語る。
 また、今回のアジア地域からの応募作について、審査員からは既視感のある日本作品よりも予想外の面白さがあるという意見が出た一方で、日本作品に大きな影響を受けてしまい、自国の文化の良さを失ってもったいない作品もあったとの意見が出された。

 アニマックス大賞は、日本アニメの強みの一つである魅力的なストーリーを作る若手を育てる目的で設立され、今回で6年目を迎える。過去の大賞受賞者の中には、第2回の川邊優子さんがアニメ『Ergo Proxy』などの作品で、第4回の吉成郁子さんが、少女マンガ雑誌りぼんで原作者として活躍している。
 なお、昨年の大賞受賞作品「ゆめだまや奇談」はProduction I.G によりアニメ化され、11月に放送される予定である。

アニマックス
/http://www.animax.co.jp/
《animeanime》
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