外務省は日本からのマンガ文化発信を目指し今年から開催する第1回国際漫画賞の受賞作品を発表した。発表は6月29日の記者会見でマンガ文化に詳しいとされる麻生太郎外務大臣が自ら行った。
 最優秀作品賞にあたる国際マンガ賞には、中国の李志清さん(43)の『孫子兵法』が選ばれた。また、最優秀賞に次ぐ優秀な作品から選ばれる奨励賞には、同じく中国のKAIさん(28)の『十五二十』とマレーシアのBenny Wong Thong Houさん(30)の『Le. Gardenie』、オーストラリアのMadeleine Roscaさん(26)の『Hollow Fields』の3作品が選ばれている。

 国際漫画賞の授賞式は7月2日に東京都港区の飯倉公館で行われる。また、国際交流基金は今回の受賞者を日本に招き、漫画家との懇談や関連団体の訪問を行う。
 今回の応募作品は、香港を含む中国からが24作品と一番多く、それに英国の15作品、ドイツの14作品が次いでいる。東アジア以外の国からの応募も多かったが、受賞にあたっては早くから日本のマンガ文化の普及した東アジア地区が強みを発揮したようだ。

 上位3カ国以降はマレーシア11、フランス10、台湾9、韓国とスペインが各8、ベトナム7、フィリピン6、米とインドネシアが各5などとなっている。応募作品は合計146作品で、そのうち12カ国19作品が選考対象とされた。
 選考は麻生太郎外務大臣を実行委員長にした第1回国際漫画賞実行委員会と日本漫画協会が協力した里中満智子さん、やなせたかしさん、ちばてつやさん、宮原照夫さん、八窪頼明さんからなる審査委員会が行った。

 国際漫画賞は、日本以外のマンガ作品からマンガの普及に貢献した優秀な作品が選ばれる。また応募作品は、国内外の出版者による推薦と公募によっている。今回は開催発表から選考までの期間が短く、推薦作品が中心となったとみられるが、数多くの作品が集まった。
 国際漫画賞は来年以降も開催される見込みで、来年からは今年よりも大規模な開催が期待できそうだ。

外務省  http://www.mofa.go.jp/
日本漫画協会  http://www.nihonmangakakyokai.or.jp/ 《animeanime》