米国初のオタク総合誌OTAKU USA創刊 公式サイトもオープン(6/10) | アニメ!アニメ!

米国初のオタク総合誌OTAKU USA創刊 公式サイトもオープン(6/10)

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 米国初の本格的な日本ポップカルチャー総合雑誌を売りにした新雑誌「OTAKU USA」が創刊した。
 編集長は日本でも『オタクinUSA 愛と誤解のジャパニメーション輸入史』の著者としても知られるパトリック・マシアスさんである。古くから日本のポップカルチャーを愛好し、米国における日本アニメやマンガ文化の開拓者のひとりでもある。

 米国にはこれまでも「Newtype USA」や「Anime Insider」といった複数のアニメ雑誌がある。しかし、その多くはアニメ・マンガが中心で、それにコスプレやフィギュアを補完的に取り扱う程度である。それに対して「OTAKU USA」は、その名前のとおり日本のオタクカルチャーを総合的に取り扱う。具体的にはマンガ、アニメ、コスプレ、ゲーム、トイ、Jポップなどが挙げられている。
 また、アニメ・マンガファンがインターネットのハードユーザーであることも考えてか、6月5日の発売日には、「OTAKU USA」の公式サイトも立ち上げている。
 サイトは雑誌の紹介というよりも、特集記事や最新ニュース、フォーラムなども兼ね備えた本格的なものである。雑誌の補完でなく、それ自体で独立した機能を持っている。サイトでは雑誌からの抜粋として日本の小説家冲方丁さんのインタビューやバンダイホビーセンターや東京国際アニメフェアのレポートなどが掲載されている。

 日本のポップカルチャーを紹介する総合雑誌は商業誌では「OTAKU USA」が初めてだが、実はフリーマガジンでは昨年3月に既に「じゃにめ(JANIME)」が創刊している。「じゃにめ(JANIME)」はかなりの厚手のタブロイド誌で、現地のアニメショプや各地の主要コンベンションで配布されている。
 アニメだけでなく、マンガやゲーム、フィギュアなどかなり幅広い日本のポップカルチャーを扱うのは「OTAKU USA」と同じある。特に、ゴシックロリータに代表される日本のファッションやビジュアルバンドの取り扱いが大きい特徴がある。

 米国では、現在、日本のビジュアルバンドがひそかに注目されつつあり、海外でのコンサートを開くアーティストも増えている。それを既に先取りしているわけである。また、雑誌は北米など海外での配布されるが、編集部を東京・新宿の設けて日本から生の情報を届けることに力を入れている。
 「じゃにめ」の人気から、 「じゃにめ」の編集部はさらに読み物を充実させた無料のフリー雑誌「ポップジェネオ(POP J NEO)」をこの春から創刊している。

 アニメやマンガから日本のポップカルチャーに拡大した雑誌戦略が、有効に働くかどうかはわからない。米国カルチャーのなかでニッチ(隙間)市場とされているアニメ・マンガカルチャーに対して、日本のファッションや音楽はさらにニッチな領域だからだ。
 だから、日本のポップカルチャーにテーマを絞った雑誌に、十分なコンシュマーマーケットが存在するかの見極めは難しい。ただし、多くのマニアがそうであるように、コアなファンのマーケットは客単価が高い傾向がある。
 小さくても効率のよい市場、さらにそれが成長軌道にあるとすれば、多少のリスクを取ることは可能なのだろう。今後も増えるかも知れない日本のポップカルチャー総合誌の挑戦は、様々意味で注目である。

当サイトの関連記事
/米国初のオタクマガジン OTAKU USA

OTAKU USA公式サイト /http://otakuusamagazine.com/
じゃにめ「JANIME」公式サイト(日本語) /http://www.janime.jp/ja/
ポップジェネオ「POP J NEO」公式サイト(英語) /http://www.popjneo.com/
《animeanime》
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