6月5日のヤフーニュース(配信元NNA)の「【シンガポール】日本アニメ販売大手、海賊版に法的措置も」の記事によると、シンガポール最大の日本アニメの販売会社オデックスは、ネットの海賊版アニメファイルのダウンロード利用者を提訴する構えを見せているという。 報道によれば、オデックスは既に5月に住所、氏名の明らかになった違反者に警告文を郵送しており、違法が減らない場合は警察に通報し家宅捜査の要請をする方針だと伝えている。 日本アニメは世界各国で人気があるが、その人気に比例して各国で海賊版コンテンツも多い。ここ数年は、企業や業界団体の活動により、DVDの日本アニメ海賊版は中国市場を除くと大幅に減少しつつあり、状況は大幅に改善していると見られている。 一方で、近年各国でインターネット上の違法なアニメ作品のアップロードとダウンロードが増加しており、そちらに関心が移りつつある。しかし、ネット上の海賊版はDVDに較べて問題が多く、これまでは法的な手段はほとんど取られていない。 こうした理由には、国境を越えた問題であることや利用者間に金銭のやりとりが発生しないこと、ファンの抗議活動に対する懸念、取締りのための手間の複雑さなどがある。 多くの企業は現在は、法的な手段よりもマーケティングの手法や商品の内容を工夫することでDVDの売上高を増やすことを試みている。 今回、オデックスは、違法ファイルを配布する側でなく、利用者側を取り締まるということでも従来と全く異なるものである。 これまで日本アニメの違法ファイルについて、発信者側に警告を出すことはあっても、利用者側に警告を与えることは、日本や北米・アジアの他の国ではなかった。 これにはオデックスの厳しい経営状態が、今回の警告の背景にあるとみられる。オデックスはシンガポールのアニメDVD市場のほとんどを占める最大のアニメDVDの流通会社であるが、近年、急激に売上を減らしている。2005年以降は一部の人気作品のDVD以外は、発売を取りやめている。 同社は、その原因をインターネット上の違法ファイルにあると考えている。ネット上の違法ファイルとDVDの売上高の相関関係は不明な点も多い。しかし、一部の国ではアニメDVDの売上高が、正規のライセンス企業の経営を追い詰めるほど減少していることは確かなようだ。/ヤフーニュース/【シンガポール】日本アニメ販売大手、海賊版に法的措置もオデックス Odex /http://www.odex.com.sg/
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