SIGGRAPH2007 入選作品発表 日本から11作品(5/25) | アニメ!アニメ!

SIGGRAPH2007 入選作品発表 日本から11作品(5/25)

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 8月5日から9日まで、米国カリフォルニア州サンディエゴで開催されるSIGGRAPH2007コンピュターアニメーションフェスティバルの上映作品(入選作品)が発表された。
 コンピュターアニメーションフェスティバルは、CGアニメーションの最高峰の作品が集まる場所として、オーストリアのアルス・エレクトニカと並んで世界的によく知られている。フェスティバルへの入選は、アーティストにとっては大きな受賞歴となる。

 上映作品はその属性に合わせてエレクトロニックシアターとアニメーション・シアターのふたつに分けられ選ばれる。応募作品数は全世界からおよそ1000作品にも及ぶ。
 今年は革新性や技術などをもとにした厳しい審査によって、エレクトロニックシアター30作品あまりとアニメーション・シアターおよそ100作品の合計134作品が上映作品に選ばれた。入選率は厳しく、狭き門となっている。

 昨年に続き日本からも上映作品が選ばれているが、今年は2つのシアターをあわせて11作品となっている。昨年の5作品から一気に倍増し、全体のおよそ1/10を占めるほどになっている。
 より大規模なシアターで上映されるエレクトロニックシアターには、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトによる宇宙規模の動きをCGアニメーションで描く『渦巻銀河の形成』と鈴木勝之さんの『近未来ロボ ヘルパー』の2作品が選ばれている。

 アニメーション・シアターは9作品と、近年にない作品数となっている。このうち岩野一郎さんの『49』は、先頃開催された第19回CGアニメコンテストで作品賞を受賞している。今回は作品が世界レベルでも通用することを証明した。また、『manakai』が上映作品に選ばれた矢吹誠さんは、昨年の『Scope』に続く連続入選である。
 また今回は日本の作品として『渦巻銀河の形成』がエレクトロニックシアターに選ばれたように、いわゆるエンタテインメント系のアニメーション以外の学術用や産業目的のアニメーションからも数多く挙げられたところが特徴である。
 もともとSIGGRAPHがコンピューター学会を基盤としていることもあるが、日本では産業用のアニメーションの高い技術力は意外に見落とされている部分である。今回の入賞作品は、日本のアニメーションがエンタテインメントの「アニメ」以外でも大きな実力を保有していること示している。

SIGGRAPH2007  /http://www.siggraph.org/s2007/attendees/caf/

エレクトロニック・シアター(Electronic Theater)
■『渦巻銀河の形成』 
  国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト /http://4d2u.nao.ac.jp/
■『近未来ロボ ヘルパー』 
  鈴木勝之

アニメーション・シアター(Animation Theaters)
■ 『49』 
  岩野一郎
■ 『BIGININNG』
  五十嵐丈久(東北芸術工科大学) /http://www.tuad.ac.jp/
■ 『CONTRAST minimum edition』
  Tomoko Nagai(CAD CENTER)  /http://www.cadcenter.co.jp/
■ 『Lost Odyssey』 オープニングシネマ
  西井育生(ROBOT) /http://www.robot.co.jp/
■ 『manakai』
  矢吹誠 タングラム) /http://tangram.to
■ 『Physics on GPUs』
   Takahiro Harada (東京大学)
■ 『Presentation of Cultural Heritage Using 4K Real Time Rendering System』
  Takanori Ito(凸版印刷) /http://www.toppan.co.jp/
■ 『スペースシャワー HOT50 パッケージタイトル』
   山本信一/古賀庸郎 (OMNIBUS JAPAN) /http://www.omnibusjp.com/
■ 『ミロのヴィーナス』
   Tomoko Nagai(CAD CENTER)  /http://www.cadcenter.co.jp/
   
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