少し早い夏のアニメ映画紹介 | アニメ!アニメ!

少し早い夏のアニメ映画紹介

レビュー そのほか

 昔から夏休みといえば、大作アニメーション映画の公開が相次ぐシーズン。夏のアニメ映画3大対決などと話題づくりことかかない。しかし2007年は、昨年の『ゲド戦記』や『ブレイブストリー』などに較べると話題作が少ないとされる。
 ところが、現時点で揃った7月から9月までの夏シーズンに公開されるアニメーション映画は主なものだけで、国内外の作品を合わせて軽く10本を越える。そして、作品の内容も例年と較べても個性が豊かな作品が多い。

 このなかで一番の大型映画は、8月に公開される『ベクシル -2077日本鎖国』といっていいだろう。
 ただし、3D映画ということもあり。映画の主なターゲットは『日本沈没』や『DEATH NOTE』のような一般層のようだ。現在はアニメファンの間で話題は少ないが、今後の宣伝でしだいに浸透していきそうだ。

■ ベクシル -2077日本鎖国-公式サイト /http://www.vexille.jp/
 
 『ベクシル -2077日本鎖国-』はハイティーン以上の大人に向けたアニメだが、夏休みシーズンで忘れてはいけないのは子供向けのアニメーションである。毎年およそ40億円もの興行成績を稼ぎだし、子供たちの圧倒的な支持を持つ『ポケットモンスター』の最新映画『ディアルガVSパルキアVSダークライ』は7月14日公開。
 昨年発売された新ソフト『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が絶好調だけに、劇場映画にも大きな期待がかかる。

■ ポケットモンスター『ディアルガVSパルキアVSダークライ』公式サイト
/http://www.pokemon.co.jp/anime/movie/index.html

 ファミリー向けには、夏休みシーズンが始まる7月21日に公開される『ピアノの森』と7月28日公開の『河童のクゥと夏休み』が話題になりそうだ。
 『河童のクゥと夏休み』の監督は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』で絶賛された原恵一監督の5年振りの新作映画である。子供だけでなく幅広い層から関心を呼ぶだろう。
 さらにお盆前8月4日には、いまや世界的な人気アニメになった劇場版『NARUTO-疾風伝-』が公開する。世界興行も考えられる作品だけに日本でも出来るだけ高い興行成績を残したいところだろう。

■ ピアノの森公式サイト /http://www.piano-movie.jp/
■ 河童のクゥと夏休み公式サイト /http://www.kappa-coo.com/
■ 劇場版NARUTO-疾風伝-公式サイト /http://www.naruto-movie.com/ 

 海外のアニメーション映画も健在である。以前に較べるとややパワーダウン気味の作品が多いが、2007年夏にはとりわけ大型作品が出揃う。
 なかでも6月30日に公開される『シュレック3』は超大型作品である。前作『シュレック2』は全米興行成績第3位となった。当然3作目の期待も大きい。
 しかし、日本で興収は前作が25億円と米国と較べるとややパワー不足だった。今回の『シュレック3』が米国並みの大ヒットになるか注目される。

 制作する作品が全て大ヒットのピクサーの新作『レミーのおいしいレストラン』は、7月28日公開である。
 こうした大作ではないが、今夏は劇場アニメを公開しないスタジオジブリが配給するフランスアニメーション『アズールとアスマール』も7月21日に公開する。アニメーション作家の巨匠として世界的に知られるミッシェル・オスロ監督が手がける。
 
■ シュレック3公式サイト /http://www.shrek3.jp/site/index.html
■ レミーのおいしいレストラン公式サイト /http://www.disney.co.jp/movies/remy/index.html
■ アズールとアスマール公式サイト /http://www.ghibli-museum.jp/azur/

 深みのあるアニメーションを求めるなら同じフランス人監督のクリスチャン・ボルクマン監督の『ルネッサンス』も見逃せない。こちらは正式な公開日は決まっていないが7月公開予定である。スタイリッシュな映像と、SF的な世界が魅力となっている。昨年のアヌシー国際アニメーション映画祭のグランプリ作品である。
 日本の作品では『Genius Party』が映像で見せる映画である。渡辺信一郎監督、河森正治監督、福島敦子監督など日本のアニメを代表する7人が監督するショートアニメのオムニバスとなっている。

■ ルネッサンス公式サイト /http://www.renaissance-movie.net/
■ Genius Party公式サイト /http://www.genius-party.jp/

 こうしてみると7月、8月までは、いわゆるアニメファン向けといった作品は少ない。一般的には8月末まで夏休みが続く、児童・学童向けの作品が多くの劇場を押さえるためである。
 アニメファンに喜ばれそうな作品は、9月以降に集中する。9月1日には、昨年の製作発表から大きな話題を呼んでいる『新世紀エヴァンゲリオン新劇場版:序』が公開される。

 9月15日からは劇場版『CLANNAD -クラナド-』が公開される。こちらは人気恋愛ゲームのアニメ化だが、監督に出崎統さん、制作が東映アニメーションという万全の体制となっている。ロボットとメカ、双方の期待作が9月に登場することになる。
 さらに正式な公開日は決定していないが、ボンズが制作をする『ストレンヂア無皇刃譚』も、秋以降に登場する。ボンズは『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』や『カウボーイビバップ 天国の扉』で劇場アニメに大きな実績を持つが、こちらは時代劇アニメという異色の大作である。
 海外作品ではフランスの巨匠リュック・ベンソンの手がける『アーサーとミニモイたち』も今年の秋公開とされているが、こちらも公開日は正式には決定していない。

■ 新世紀エヴァンゲリオン新劇場版公式サイト /http://www.evangelion.co.jp/
■ 劇場版『CLANNAD -クラナド-』公式サイト /http://www.clannad-movie.jp/
■ ストレンヂア無皇刃譚公式サイト /http://www.stranja.jp/
《animeanime》
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