作品はこれまでプロダクションI.GがてがけたいくつものCMと同様に、ハイクオリティーを目指す。監督、キャラクターデザイン、絵コンテ、作画監督を『キル・ビルVol.1』のアニメーションパートの監督で知られる中澤一登氏が行なう。さらに美術監督は映画『イノセンス』の美術監督の平田秀一氏、音楽を『BLOOD THE LAST VAMPIRE』、『REIDEEN』の池頼広氏と豪華スタッフが並ぶ。 中澤氏が演出した『キリン・レモンブラック 逆襲篇』のCMは、第11回オランダアニメーション国際映画祭のCM部門大賞を受賞しており、今回も単なるCMを越えた独自の映像表現が期待出来そうだ。 また、このCMは3月22日から25日まで東京ビックサイトで開催される東京国際アニメフェア2007のプロダクション I.Gブース内で世界初上映を行なう予定である。
プロダクションI.Gは、既に歌手坂本真綾さんの新アルバム『30minutes night flight 』の楽曲『ユニーバース』とコラボレーションするアニメ作品を東京国際アニメフェア2007の自社ブースのなかで紹介することを発表している。 さらにそのアニメのキャラクター「ちいさなあくま」は、同社がトランスコスモスと共同事業として行なうanimo LLPの「decoblogデコブログ」で利用される。東京国際アニメフェアの会場では、この「decoblog」とやはりanimoが行なうアニメ作品の総合コミュニテイサイト「clappa!」も、来場者が実際に体験出来るかたちで紹介される。
このほか同社のブースでは、同社の制作する新作アニメ『精霊の守り人』『REIDEEN』『ウエルベールの物語 ~Sisters of Wellber~』などの作品や資料も公開される。 こうした様々な会社の取り組みを紹介することで、同社のビジネスやクリエイティブの広がりが感じられる展示が期待出来そうだ。