米国マンガ出版のデルレイ 自国産マンガに進出(2/1) | アニメ!アニメ!

米国マンガ出版のデルレイ 自国産マンガに進出(2/1)

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 米国のコミック出版社で日本マンガの大手出版社でもあるデルレイ(Del Rey)は、同社として初めて米国産マンガを手掛けると発表した。デルレイが発売する作品は、カナダ出身の人気ロック歌手アヴァリル・ラヴィーンさんとコラボレーションする『MAKE 5 WISHES』である。
 作品は、悪魔と出合いその力に苦しむ主人公とそれを助けるアヴァリル・ラヴィーンさんの物語となる。マンガの第1巻は、アヴァリル・ラヴィーンさんの新作アルバム『The Best Damn Thing』の発売日4月17日の直前4月10日に発売される。続編は7月に発売され、2巻で完結する。
 作品の作画はカミーラ・デエリコさんが担当し、物語はヨシュア・ダイサートさんが行なう。2巻ともフルカラーとなっている。

 デルレイはアメリカの大手出版社ランダムハウス系のコミック出版社である。近年は、日本のマンガも出版している。同社の出版する作品は、親会社ランダムハウスと講談社が事業提携をしていることから、日本では講談社で出版されている作品が多い。
 同社のマンガ出版点数はVIZメディアやTokyopopに較べると少ないが、人気の高い作品が選ばれている。業界第3位として安定した成長を続けている。取扱い作品には『TUBASA』や『ガンダムSEED』『魔法先生ネギま!』などがある。

 このため人気作品のライセンス獲得競争の激しい日本マンガ出版では、比較的優位にビジネスが出来る立場にある。
 また、小学館グループのライセンスに強いVIZメディアと伴に、米国産マンガ、韓国産マンガの出版を行なわない数少ないマンガ出版社であった。

 今回、デルレイが米国産マンガの出版に踏み切ったのは、ライセンスの獲得競争よりも自国産マンガの将来を考えた投資と考えらる。
 現在、米国産マンガは、ビジネスとして必ずしも大きな成果を残していない。しかし、現在のマンガ読者とその描き手の増加が、将来は作品レベルの向上と市場拡大をもたらす可能性がある。その時に米国産マンガのビジネスを全く手掛けていないのはリスクが高い。

 また、日本側にライセンス料を支払う日本マンガに較べて、作品制作のコストが相当低いことも理由にあるだろう。
 米国のマンガ家の収入は決して高くないので、米国産マンガの制作コストは日本マンガより低い。米国産マンガの採算分岐点は日本マンガより低く、日本のマンガほど売れなくても利益を回収出来ることは考えられる。

/デルレイ・マンガ(DELREY) 

《animeanime》
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