水木しげる氏 仏アングレームのベストコミック賞受賞(1/29) | アニメ!アニメ!

水木しげる氏 仏アングレームのベストコミック賞受賞(1/29)

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 1月28日までフランスのアングレーム市で開催された第34回アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバル2007は、オフィシャル2007のベストコミックブック賞に日本のマンガ家水木しげる氏の『のんのんばあとオレ』を選出した。
 アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバルは、フランスで最もよく知られたコミックの祭典で、オフィシャル2007はそのなかの中心的なイベントである。ベストコミック賞はフランスのコミック界で最も価値のある賞であるとされている。

 水木氏は日本の戦後を代表するマンガ家として日本でも有名である。代表作には『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』などがある。またその作品は度々アニメや実写で映像化され、映像を通じても広く国民親しまれている。
 また、国内では手塚治虫文化賞特別賞や日本漫画家協会賞などの受賞歴があるが、海外での受賞はこれまでなかった。

 今回はノミネートである公式セレクションに、日本のマンガ8作品を含む44作品のタイトルが挙がっていたが、そのなかから『のんのんばあとオレ』がベストコミックブックに選ばれた。
 このほか優秀賞にあたるアングレーム・エッセンシャルが6作品選ばれたが、その中には日本のマンガは含まれなかった。また、候補6作品のうち3作品が日本のマンガであったコミックの遺産部門はTouïs & Frydmanの『Sergent Laterreur』が選ばれ、日本作品は受賞を逃した。

 オフィシャルセレクションは国籍を限定しないため、日本のマンガがフランスでポピュラーになった2000年以降、ノミネートに日本の作品が入ることは珍しくなくなっている。
 しかし、これまで2005年につげ義春氏や日野日出志氏の作品がノミネートされたことはあるが、全ての賞の頂点でもあるベストコミック賞を日本人マンガ家が受賞したのは初めてである。
 アングレームのコミック賞は、大衆的な人気がある作品と評価の方法や考え方が異なる。しかし、今回の水木氏の受賞は、日本のマンガがフランスにおいて大きな影響力を持つようになったことをあらためて考えさせるものである。

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