中国☆上海映画祭で中国の名作アニメ上映(12/14) | アニメ!アニメ!

中国☆上海映画祭で中国の名作アニメ上映(12/14)

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 12月16日より東京新宿の東京テアトルでは、発展する中国映画の多様性を紹介する「中国☆上海映画祭」を開催する。中国☆上海映画祭は中国文化フェスティバル2006の一環であり、東京テアトル創立60周年記念事業のひとつでもある。
 また、映画祭では主要テーマのひとつとして、中国アニメーションを代表する上海美術映画制作所を取り上げている。

 今回紹介される上海美術映画制作所は、中国のアニメーション産業が立ち上がった1950年代に設立された。
 制作においては中国らしさを目指し、その後数々の名作アニメーションを制作し、現在でも中国最大のアニメーション制作会社である。

 その数多くある作品の中から今回は1964年制作の『大鬧天宮/大暴れ孫悟空』が目玉となる。作品は『西遊記』を原作にした85分の長編アニメーションで、1978年のロンドン国際映画祭で優秀作品賞を受賞している。
 さらに独自の発展を遂げ、中国ならではの個性を発揮する水墨画アニメーションの4作品も上映される。1960年制作でアヌシー国際アニメーション映画祭の児童映画賞を獲得した『おたまじゃくしがお母さんを探す』のほか、『牧笛/ぼくてき』(1963年)、『鹿鈴 /ろくれい』(1982年)、『琴と少年』(1988年)である。いずれも中国内と海外のアニメーション映画祭で数々の賞を獲得してきた作品である。

 中国とアニメーションというと昨今の日本のアニメーション制作のアウトソーシング先として、あるいは新たなアニメ市場として着目されることが多い。また、国内国外双方から中国企業のアニメーション産業の未成熟さを指摘される。
 しかし、中国アニメーションには実際には長い歴史があり、オリジナリティー溢れる作品も少なくない。これらの作品が必ずしも商業化に適したエンターテイメントでないとしても、こうした過去の蓄積から独自のアニメーションの様式を作り出すことは可能でないだろうか。
 中国のアニメーション産業が必要なのは海外作品の模倣ではなく、日本アニメとも欧米のカートゥーンとも違う差別化にあるからだ。今後の中国アニメーション行方を考えるうえでも、今回上映される作品を観ること意味があるだろう。

/中国☆上海映画祭 
/上海美術映画制作所 

《animeanime》
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