I.G BLOOD実写映画化 仏映画会社に許諾(11/1) | アニメ!アニメ!

I.G BLOOD実写映画化 仏映画会社に許諾(11/1)

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 大手アニメ製作会社のプロダクションI.Gは、同社が2000年に製作した劇場アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』がフランスの映画会社パテ社によって実写映画化されると発表した。
 パテ社はおよそ30億円の製作費で映画を製作し、プロダクションI.Gは同社が持つ原作権の使用許諾を行う。2007年1月には撮影に入り、2008年陽春には世界公開が行われる。

 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は1966年のベトナム戦争の時期に、主人公の少女小夜がヴァンパイヤと戦うSFアクション映画である。第4回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を取るなど、作品の評価は高い。05年から06年にかけて制作されたテレビシリーズの『BLOOD+』は、この作品を原案としている。
 作品の原作権はプロダクションI.Gが保有している。プロダクションI.Gは、今回、アメリカのビデオ流通会社マンガーエンターテイメントを通じてパテ社に実写映画化の許諾を行った。

 パテ社はフランス最大の独立系映画製作会社で、映画製作・配給・流通を行っている。また、ヨーロッパに742スクリーンの劇場を展開している。
 映画のプロデューサーは『グリーン・ディステニー』『LOVERS』などのビル・コン氏、監督には『フレディVSジェイソン』のロニー・ユー氏、ヒロインの小夜には『猟奇的な彼女』、『僕の彼女を紹介します』のチョン・ジヒョンさんが参加する。世界興行を狙ったインターナショナルな編成となる。 

 今回の実写映画化企画の特徴は、映画化にあたりプロダクションI.Gは原作使用許諾を行うのみで新たな資金需要が発生していない点である。その一方で、原作権保有者として、製作される映画から発生する全ての収入に対して一定のロイヤリティを得ることが出来る。
 現在、アニメやマンガなどの海外における実写映画化企画の多くは単純なリメイク化権を販売することが多い。そうした場合は、初期段階でリメイク化権の販売収入が発生するが、映画がヒットしても追加的な収入を得ることが出来ない。

 それに対して、今回のプロダクションI.Gの立場は原作使用の許諾を与えるだけでなく、将来発生するロイヤリティを確保出来る点で大きな意味がある。映画がヒットすれば、興行収入やDVD販売からの収入は急激に拡大する。
 プロダクションI.Gはビジネスのリスクをほとんど取ることなくリターンの可能性を最大化しており、今後の収益に期待を持つことが出来る。映画の公開は2008年春を見込んでいるため、実際の収益へのインパクトは2009年以降になると考えられる。

/プロダクションI.G 
/パテ社 

《animeanime》
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