ファミ通などのゲーム関連雑誌・書籍などを発刊するエンターブレインは、女性向けのライトノベルの新レーベル『B's-LOG(ビーズログ)文庫』を創刊した。 新レーベルは12歳から15歳の女性を対象にしており、10月14日に『オトメキハイスクール-運命の子、ヨミ-』、『神父と悪魔 カープト・レーギスの吸血鬼』など5タイトルを発刊する。その後も毎月15日に4タイトルから6タイトル刊行する予定である。 雑誌は既に同社が発刊している女性向けコンテンツ群の「B's-LOG」ブランドのひとつになる。エンターブレインは2002年に女性向けゲーム誌を創刊したのを初め、昨年は女性向けコミック誌の「Comic B's‐LOG」も創刊している。 エンターブレインによれば、コンテンツ業界で女性をターゲットとした「乙女市場」は年々拡大する傾向にある。そうしたことから今回は、ライトノベルにコンテンツ事業を拡大した。 エンターブレインは雑誌やムック本などのゲーム分野に強い出版で、これまでは男性顧客を中心に展開してきた。女性マニア向けの事業の拡大は今後大きく注目を浴びそうだ。 また、ライトノベルの分野は『涼宮ハルヒの憂鬱』や『今日からマ王!』、『十二国記』などのヒットに代表されるように、アニメの原作やメディアミックスの中心コンテンツとして注目度が急激に増している。現在は、マンガに次ぐコンテンツ原作の源とされている。 最近は、小学館グループが男性向け、女性向けそれぞれのライトノベル文庫を創刊するなど、大手企業による参入も相次いでいる。新規参入企業の増加で、今後は競争の激しさも増しそうだ。/B's-LOG(ビーズログ)公式サイト /エンターブレイン
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