京都市 産業クラスターにマンガを指定(10/11) | アニメ!アニメ!

京都市 産業クラスターにマンガを指定(10/11)

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 京都市は10月10日に明らかにした「京都市産業科学技術振興計画」で、市が今後の育成を目指す産業クラスターとしてコンテンツ産業とりわけマンガを取り上げている。

 今回まとめられた計画は、京都市の基本構想である「京都市基本計画」、「産業連関都市」に基づくものである。京都市はこれらの構想を実現するため、今回の「京都市産業科学技術振興計画」をとりまとめた。
 この計画では、京都の伝統のなかから生まれた地域の複数の産業クラスターを重点分野としている。このなかにはコンテンツ産業のほかに、「ナノテクノロジー」や「バイオテクノロジー」などが含まれている。
 
 今回、コンテンツ産業をクラスターとして取り上げたのは、京都市には映画スタジオを中心とする映画産業、また任天堂やゲーム研究に実績を残している立命館大学などを中心としたゲーム産業の拠点があるためである。
 京都市は、これらを地域の有力産業として今後も育成していくと同時に、あらたにマンガ産業をそこに加える。

 京都市によればマンガやアニメは、子供から大人まで幅広い世代に親しまれている。生涯学習や文化交流、さらに産業から観光振興まで大きな可能性を持っているとしている。
 11月には京都国際マンガミュージアムもオープンすることもあり、あらたなコンテンツ産業としてマンガに可能性を見出している。
 具体的には産学連携のもと産業育成の可能性を探り、クリエイターの育成とマンガをビジネスにつなげる事業者の育成を目指す。

 近年は、経済産業省によるコンテンツ分野の産業育成に加えて、国土開発省などがマンガやアニメを利用した観光事業と地域振興を提唱している。京都市の計画もこうした動きの一環であるといえるだろう。
 京都市以外にも、東京都の秋葉原周辺や広島市などアニメやマンガ文化を利用した観光事業と地域おこしを目指す地域は多い。秋葉原はおたく文化の中心地、広島市は世界有数の広島国際アニメーションフェスティバルを核にしたものである。
 京都市は、京都精華大学のマンガ学部と日本初の本格的な京都国際マンガミュージアムが中心としこれらに対抗することになる。それぞれ個性的な計画ではあるが、ほかにも大阪市や東京・杉並区などもこの分野に力を入れている。今後はコンテンツ産業育成の地域間競争も増しそうだ。
 
/京都市 
/京都国際マンガミュージアム
《animeanime》
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