今月21日から来年の2月25日まで、英国科学博物館では1960年代から現在までのテレビゲームの歴史と文化を紹介する大規模な展覧会「ゲームオン:Game On」を開催する。 展覧会は、「初期アーケードゲーム」から始まり、「コンソール機の歴史」、「テクノロジーの未来」など13のセクションに分けて展示される。 テレビゲームの歴史とされているだけに、長年、世界のゲーム文化に影響を与え続けてきた日本のゲームの存在感も大きい。展覧会のなかでは。テレビゲーム初期の『スペースインベーダー』や『パックマン』から『スーパーマリオブラザーズ』、『ストリートファイター』など幅広い作品を展示される。 とりわけ家庭用ゲーム機の歴史を取り上げるセクションでは、現在では発売されていない製品も含めて日本への注目度が高くなっている。 セクションのなかには、日本の文化とゲームの関係と影響力に特に触れた「ゲーム文化と日本:Games Culture‐JAPAN」が設けられている。 このセクションでは、マンガやアニメからのゲーム文化に対する影響について触れており、『美少女戦士セーラームーン』や『ドラゴンボールZ』などが紹介される。また、日本のゲームの重要な分野である恋愛ゲームと体験型ゲームの例として『ときめきメモリアル』と『電車でGO!』が展示される。 「ゲーム製作とマーケテインング」のセクションでは、最も重要なゲームとして『ポケットモンスター』の社会現象が、『グランド・ティーフ・オート』などと一緒に取り上げられる予定である。 イギリスは、現在、日本、米国に次ぐゲーム大国として注目されており、特にゲーム開発の分野ではヨ-ロッパを牽引している。 今回あらためて大規模なテレビゲームの展覧会を開催するのは、ゲーム大国として自信を深めつつあるイギリスの社会の変化も影響しているだろう。/英国科学博物館 /ゲームオン:Game On
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