9月30日にニューヨーク市のセントラルパークで開催される音楽祭で、アニメ制作会社GONZOが制作したテレビアニメ『アフロサムライ』の先行試写が行われる。 『アフロサムライ』は日本のマンガ家岡崎能士原作の新作アニメ作品で、この秋に米国の有力ケーブル放送局スパイクTVで放映される予定となっている。 この音楽祭は東西文化の交流を目指したニューヨーク-東京ミュージックフェスティバル2006である。音楽祭には日本からはエレクトニク音楽のHIFANAやMIGHTY CROWNが、米国からはTALIB KWELIやA-TRAKが参加し、ニューヨークのマンハッタンにあるセントラルパークで行われる。 また、音楽祭にはゲーム部門やアニメ部門が設けられている。『アフロサムライ』はこのアニメ部門の代表としておよそ1時間にわたり作品上映を行う予定である。音楽祭の入場は無料となっており、マニアなアニメファンだけでなく、一般的なニューヨーカーが作品にふれるよいチャンスにもなりそうだ。 もともと『アフロサムライ』は米国のブラックカルチャー音楽の利用を全面に押し出している。実際に、作品の音楽には米国ヒップ・ホップの人気グループRAZの音楽が起用されている。 サムライという日本の文化と米国のブラックカルチャーの融合を目指した『アフロサムライ』は、今回の音楽祭にまさに相応しい作品であると言えるだろう。 『アフロサムライ』の映像は、7月にカリフォルニア州サンディエゴで開催されたコミックコンベンションでも紹介されている。コミコンでも大きな話題になったと伝えられている。今回の音楽祭での上映も含めて、着々と話題づくりに取り組んでいるようだ。 日本国内での公開は2007年以降とされているが、それまでに米国での評価も出てくるに違いない。/ニューヨーク-東京ミュージックフェスティバル2006/GONZO
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