マンガ・アニメ関連の中古品や同人誌、プレミアグッズを販売するまんだらけは、秋葉原のなかでもアニメ・萌え文化の中心地とされる外神田3丁目に自社ビルを購入することを発表した。 同社が購入するのは、秋葉原の中央通りから一本奥に入った通りの角にある神田ビルとされており、現在のまんだらけの秋葉原店からも程近い。現所有者のスズデン株式会社から購入する。 土地面積はおよそ231㎡、建物の延床面積は1075㎡となるが、購入価格や購入後の使用目的は発表されていない。延床面積の規模や地の利から考えると、小売店舗として利用されることが考えられる。 秋葉原店はまんだらけのなかでも男性向け同人誌とTOYに特化している。しかし、現在の秋葉原店は、同じ外神田3丁目だがビルの5階にある空中店舗で比較的目立ち難くなっている。 もし新店舗となれば同社の秋葉原店の利便性は大きく改善される。また、300坪を超える大型店舗ともなる。 現在、まんだらけは、秋葉原店を含めて全国に11箇所で店舗を展開している。同社はこれまでも大都市圏を中心に大型店舗の出店を行いたいとしてきた。しかし、平成17年4月の宇都宮店の出店以降は新たな出店は行っていない。 今回の動きは売上げが好調で、近年のメディアの注目で人出が増えている秋葉原店の拡大に動いていると考えてよさそうだ。 さらに外神田3丁目は、メイド喫茶なども集中するいわゆる萌え文化の中心地としても知られる地域である。サブカルチャー分野を得意とする同社のフラッグシップの意味合いも強そうだ。/まんだらけ