アメリカで最も古く最大の日本アニメ専門チャンネルアニメネットワークの視聴可能世帯が4千万世帯を突破した。これは8月30日のアニメネットワークの発表によるものである。 同社によれば、最近のワイド・オープン・ウエストやハロン・コミニケーション、サービスエレクトリック、ケーブルビジョンなどとの契約によりこの大台を達成した。 この世帯数は2年前のおよそ2.3倍にあたり、アニメネットワークの配信ネットワークが過去2年間で急拡大していることを示している。 アニメネットワークの番組放映は一般的なケーブル放送のほか、視聴者の選択によって観たい作品を配信するビデオ・オン・デマンド(VOD)のふたつの方法から構成されている。こちらのネットワークも拡大しており、アニメネットワークは米国ではあまり一般的でないこのVODにも大きな力を入れている。 しかし、同社が発表する視聴可能性世帯数は、あくまでも視聴しようと思えば出来る世帯数に過ぎない。ケーブルテレビにおいて、ベーシックチャンネルでない有料チャンネルの契約率は一般にさほど高いわけでない。 このため視聴可能世帯の拡大が、アニメネットワークのビジネスの結びついているのか知るには視聴可能世帯4千万世帯のうちどの位が、アニメネットワークと契約しているか知る必要がある。 しかし、残念なことにこうした数字は公開されていない。現状で日本アニメ専門チャンネルがどの程度北米市場で支持をされているか知ることは出来ない。 アニメネットワークは米国最大のアニメDVDの流通会社ADVフィルムや最大のアニメ雑誌ニュータイプUSAと同様、ADVグループに属している。このためアニメネットワークの番組は、『エヴァンゲリオン』や『聖戦士ダンバイン』、『ロボテック』などADVが権利を持つ作品が多くなっている。 同局は1日およそ20作品、朝8時から深夜4時まで、日本アニメだけを放映し続けている。また、番組全体はオールドスクールと言われる旧作アニメやアニメ映画、アクションゾーン、プライムタイム・アンコールなどの幾つかの放送ブロックからなっている。 どちらかと言えば、『ポケットモンスター』や『ドラゴンボ-ル』などの大衆的な作品とは異なるマニア向けの作品が大半を占めている。そうした作品から構成される放送局への評価も気になるところである。/アニメネットワーク /ADVフィルム /ニュータイプUSA
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