米国のコミック・マンガなどの情報サイトICV2*は、来年2月23日に開催されるニューヨークコミコン(NYコミコン)で商業展示場スペースの90%が8月25日の段階で売り切れたと発表した。 ICV2によれば、来年のNYコミコンは盛況だった今年のイベントを受けて展示場を2倍に増やしたが追いつかない状況だという。主催者は、現在は追加スペースが確保出来るか、会場となるNYジャビットセンターに問合せ中であるとしている。 ニューヨーク・コミコンは今年の2月に第1回目を開催した。しかし、第1回であるにもかかわらず予想を上回る33,000人を超える入場者数となり、大成功を収めた。最初の開催で既に東海岸最大のコミックコンベンションになった。 また、これまで大規模コンベンションの開催が少なかった米国の東海岸にもコミックコンベンションへの大きな需要があることも明らかになった。 この規模は夏に開催されるサンディエゴ・コミコンの12万人*には及ばないが、シカゴのウィザード・ワールドと並び、それに次ぐ規模の大型コンベンションでもある。 こうした今年の好調な集客が、物販を行う各企業に魅力的に映り、出展が殺到しているといえる。 NYコミコンは、当初はコミック、映画、マンガ、アニメなど全てを扱うコンベンションとして売り出したが、今年はアニメも含めて映像関係の企業の活発な参加は見られなかった。カリフォルニアが映像系のエンタテイメントの拠点であるのに対して、ニューヨークは出版社の本拠地である。 昨年のメインスポンサーも、マーベル、DCコミック、ダイヤモンド・コミック・ディストリビューションなどコミック出版系の企業が多かった。こう考えるとNYコミコンは、むしろコミック・マンガ系のイベントとして成長の可能性があるのでないだろうか。*ICV2は今年のNYコミコンの主要スポンサーでもあった。*2006年の人数は主催者より正式な発表がないが、消防法による入場制限が実施されたことから12万人を超えたのでないかとみられている。/ICV2 /Space Scarce at New York Comic Con
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