今回のキャラホビ2006の目玉であった『攻殻機動隊S.A.C』企画ブースは、大きな人気を集めていた。キャラホビは、もともとフィギアなどを中心したショウ前身としている。そうした意味では、今回の『攻殻機動隊S.A.C』の展示は面白い試みが幾つもある。 まずは、先日、発表された9月から公開される新作『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』と日産のコンセプトカー「スポーツコンセプト」との競演である。このコンセプトカーも、今回展示され大きな注目を集めていた。 フィギアが2次元の空想世界のキャラクターやメカを実現する試みであるならば、このコンセプトカーを使った映像作品とのコラボレーションは全く逆の試みになる。 つまり、3次元に既に存在するものを、2次元の空想世界のメカニックとして取り込んでしまうというわけである。 最大のポイントは出て来るメカニックが具現化するまでもなく、既に存在していることである。 近未来のリアル感が持ち味の『攻殻機動隊S.A.C』だが、実在のコンセプトカーを利用することで、より現実感のある近未来を描き出すのに成功したのではないだろうか。 もうひとつは、デモストレーションで紹介された京都大学ベンチャーのロボガレージが製作したロボット版タチコマ。こちらは、サイズこそ小さいが人工知能を持った完全自立型ロボット。 本物のロボットを実現する究極のフィギアである。写真はそのロボットのほうでなく、展示されていた本物の?フィギアのタチコマ。 ブースに展示されていたのはコンセプトカーだけでない。『攻殻機動隊S.A.C』の様々な制作資料が飾られており、多くのファンの目を惹いていた。脚本やデザイン画などなどである。 特に、注目は今回のコンセプトカーを出演するにあたって描かれたデザイン画やジオラマである。 『攻殻機動隊S.A.C』関連では、このほかにも豪華ゲストを招いたトークショウが土曜日と日曜日の両日開催され、注目を浴びていた。/C3×HOBBY キャラホビ2006 /攻殻機動隊Stand Alone Complex公式サイト
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