アニメの生産効率化をテーマ IGDA研究会(7/7) | アニメ!アニメ!

アニメの生産効率化をテーマ IGDA研究会(7/7)

 ゲーム開発の様々な問題を取り上げる国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)は、7月15日に開催されるIGDA日本ゲームテクノロジー研究会の第8回研究会でアニメーション生産の効率化をテーマに取り上げる。
 研究会のテーマは「ノンフォトリアリステックにおける生産性

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 ゲーム開発の様々な問題を取り上げる国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)は、7月15日に開催されるIGDA日本ゲームテクノロジー研究会の第8回研究会でアニメーション生産の効率化をテーマに取り上げる。
 研究会のテーマは「ノンフォトリアリステックにおける生産性の向上へのアプローチ」である。今回のテーマで取り上げられる「ノンフォトリアリステック」は、限りなく実物に近く精密な画像を目指す「フォトリアリステック」に対峙するものである。あえて精密ではなく手作り感のある荒いタッチを残した画像などを指す。
 それは米国などと違い同じCGアニメーションでも、2Dや2Dと3Dのハイブリットを得意とする日本のCGアニメーションにとってより重要な映像表現と考えられる。また、現実離れしたいわゆるアニメ的な映像の表現においても、「ノンフォトリアリステック」より重要かもしれない。

 IGDAは、人手と手間のかかるコンテンツの代表であるアニメにも、現在のCG化の波が押し寄せているとする。しかし、人の手がどうしても介在しなければいけない部分も未だにあることが生産性の向上と効率化がなかなか進んでいないという。
 そこで今回の研究会は、アニメーションの生産性向上についてセルアニメーションを中心に活躍する3人の研究者の成果を中心に考えるとしている。

 ゲームとアニメーションは一方では、CGアニメーションの発達によりテクノロジーの分野で急速に融合しつつある。また、ビジネスの分野でもメディアのマルチ展開によって、従来以上に接近しつつある。
 今回の研究会は実際の発表内容と同時に、ゲーム分野からアニメーションの制作についての関心が強まりつつあるという意味でも興味深いものだと言えるだろう。

/国際ゲーム開発者協会日本 

「ノンフォトリアリステックにおける生産性の向上へのアプローチ」
日時:7月15日(土) 13:30 - 17:30
『モーションキャプチャーを用いた誇張表現とメンタルモーションの生成』
  今間俊博氏(尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科 教授)
『コンピュータアニメーションのためのカトゥーンブラー』
  近藤邦雄氏(埼玉大学工学部15:20~16:05
『dAb/IMPaSTo & Digital Doodle;より良いツールの作成について』
  ウィリアム・V・バクスター3世氏(株式会社オー・エル・エム・デジタル 主任研究員)
パネルディスカッション『いかにアイデアをツール化し実装していくか?』
東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館2Fデジタル多目的ホール
主催:国際ゲーム開発者協会日本支部(IGDA日本)
参加費:2,000円 
/詳細はIGDAのサイトにて確認ください。
《animeanime》
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