イギリス・ロンドンにある科学博物館が4月1日から6月10日までの予定で、大掛かりなピクサーの企画展を行っている。「ピクサー:アニメーションの20年」展は、今や世界で最も人気のあるアニメーション・スタジオであるピクサーの過去20年間を振り返るイギリス発の大規模回顧展である。 ピクサー・スタジオの保有する原画やモデル、デジタルアートなどを紹介し、ピクサーの映像の魅力が体験出来る様になっている。 このピクサー展は、昨年12月にニューヨークの近代美術館でも開催され大きな話題を呼んでいる。また、日本でも三鷹の森ジブリ美術館が一昨年、ピクサーをテーマにした独自の企画展を行っている。 この夏には、ウォルトディズニーの傘下に入る同社だが、そのクリエイティビティーに対する世界的な注目度は相変わらず高い。 展覧会を記念して科学博物館では、この4月から6月までの予定でアニメーション産業の内側を語る『トーク・アニメーション』と題した連続講演会が開催されている。 講演にはピクサーからのクリエーターや監督だけでなく、イギリスの有名スタジオの監督やアーティスト、プロデューサーが登場する。この中にはTandem FilmsやNexus Productions、Studio AKA、Framestore CFC、Bermuda Shortsといったスタジオ・組織が含まれている。 講演会のテーマもピクサーの成功の秘密からイギリスのアニメーション・スタジオの内側やイギリスのアニメーション産業が生き残るのはどうすればいいのかなど幅広いものになっている。 アニメーションの世界では比較的影が薄いイギリスではあるが、かなり野心的な試みでないだろうか。/ロンドン科学博物館 /「ピクサー:アニメーションの20年」展 /トーク アニメーション! /ピクサー /Tandem Films /Nexus Productions /Studio AKA /Framestore CFC /Bermuda Shorts
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