手塚治虫文化賞 最終候補11作品決定(4/9) | アニメ!アニメ!

手塚治虫文化賞 最終候補11作品決定(4/9)

 日本のマンガ文化への発展を目的に、手塚治虫の業績を記念して毎年開催される第10回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」の最終選考ノミネート作品が決定した。手塚治虫賞は、2005年に発売されたマンガ単行本で最も優れたマンガ選出して「マンガ大賞」として表彰する。 
 

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 日本のマンガ文化への発展を目的に、手塚治虫の業績を記念して毎年開催される第10回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」の最終選考ノミネート作品が決定した。手塚治虫賞は、2005年に発売されたマンガ単行本で最も優れたマンガ選出して「マンガ大賞」として表彰する。 
 大賞のほかに、新生賞、短編賞、特別賞などからなり、朝日新聞社の主催する。

 今回のノミネート作品は、一般読者やマンガ関係者による推薦をもとに、8人の選考委員がポイントを与えることで決定した。選ばれたのは11作品で、いずれも日本を代表する作品となっている。
 このうち吾妻ひでお氏の『失踪日誌』は、マンガファンだけでない幅広い支持を受けて昨年大きな話題を呼んだ作品である。同作品は、既に2005年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門の大賞を受賞している。
 また、矢沢あい氏の『NANA』は、昨年、実写映画化され興収40億円を超える大ヒットとなった。音楽を通して多くの女性の共感を得ることで、『NANA』現象と言われるほどになった。この春にはテレビアニメーション化もされ、既に発売されている。

 出版社別ではノミネート11作品のうち5作品を講談社のマンガが占めており、同社の勢いが感じられる。それ以外は、『失踪日記』のイースト・プレスを除くと、集英社、小学館の2社から選ばれている。日本のマンガ出版における、上位3社の影響力の大きさが感じられる結果となった。
 最終的選考結果は、5月上旬に朝日新聞上で発表される。また、例年、最終選考に至るまでの選考過程も公表するなどユニークな賞となっている。
 
第10回手塚治虫文化賞最終選考ノミネート作品
『イヴの眠り』 吉田秋生 小学館
『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』 大河原遁 集英社
『失踪日記』 吾妻ひでお イースト・プレス
『団地ともお』 小田扉 小学館
『NANA』 矢沢あい 集英社
『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子 講談社
『働きマン』 安野モヨコ 講談社
『ヒストリエ』 岩明均 講談社
『もやしもん』 石川雅之 講談社
『リアル』 井上雄彦 集英社
『リトル・フォレスト』 五十嵐大介 講談社
(敬称略)

/手塚治虫文化賞 

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