韓国メディアのスポーツ朝鮮によると、韓国のGNGエンターテイメントは日本のカルチャー・コンビニエンス・クラブに、30話から構成されるシリーズアニメ『ごめんね、愛してる』を輸出するという。 販売額は、韓国のアニメーションシリーズとしては史上最高の800万円(ミニマムギャランティ)である。記事では、韓国のアニメが完成前に日本に販売されるのは極めて異例として高く評価している。作品は、6月初めにポータルサイトで発表されるとしている。 近年、韓国アニメーション産業は、新しい輸出産業としてアニメーションの海外輸出に力を入れている。政府の後押しもあり、最近ではアメリカやヨーロッパで、大型商談も現われ始めている。しかし、アニメーション大国のひとつである日本では、作品間の競争が激しくあまり成果が出ていない。 そうした点で、今回の輸出は意味のある成果だといえる。しかし、それでも今回の『ごめんね、愛してる』は、韓国ドラマのアニメ化で韓流の俳優人気をあてにした面が強い。公開方法もネット配信となっており、やや力不足感がある。 また、例えミニマムギャランティであっても、30話で800万円の放映権料は1話当たり27万円程度になり、正直かなり低い金額である。 むしろ、韓国から日本へのアニメ輸出の一番の成功例は、NHKがシリーズ全26話の放映権を買った『少女チャングムの夢』のアニメシリーズである。日本最大の放送局のゴールデンタイムに放映されるとあって、韓国のアニメ業界が『チャングム』にかける期待には大きなものがある。 NHKといえばかつての『冬のソナタ』の大ヒットが思い起こされるが、アニメで『冬ソナ』現象の再来はなるのだろうか。/スポーツ朝鮮 /少女チャングムの夢公式サイト
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