海外出展ブースの方向性 | アニメ!アニメ!

海外出展ブースの方向性

イベント・レポート

 東京国際アニメフェアは、今回は海外からの出展も市場最高とされている。しかし、実際は海外企業のブースは、例年同様にあまり目立った存在ではなかった。もともと、東京国際アニメフェアは、日本アニメの振興と育成を図る目的でスタートしただけに、参加者の関心もそちらのほうに向きがちのためである。
 これが、これまで海外からの出展は参加企業・機関の出入りが激しく、なかなか継続的に続くケースが少ない理由でもある。

 そのなかで、韓国勢の積極的な姿勢が目立っていた。最も大きなのは、韓国文化コンテンツ振興院が取りまとめている韓国制作会社を紹介するブースである。実際には、現段階では韓国アニメの日本での販売実績は、ドラマや映画に較べるとかなり少ない。
 しかし、同ブースの人出は決して少なくなく、韓国アニメへの関心は低くはない。今後、本格的に作品を紹介出来る体制が整えば、韓国作品を海外のバイヤーや日本のバイヤーに売込む体制も必要であろう。
 このほか5月に開催される韓国国際マンガアニメーションフェスティバル(SICAF)や春川アニメーション博物館などの出展があった。

taipei.JPG 作品中心の紹介の韓国と対照的なのは台湾である。台湾台北県コンピューター協会も、KOCCAと同様に自国の企業をとりまとめて紹介している。
 韓国が自国のコンテンツの売り出しに比重を置いているのに対して、台湾の中心はOEMやアウトソージングの受け入れ先として自社をアピールするケースが目立った。このため台湾の企業は、自国の高い技術力を全面に押し出していた。

 今回のアニメフェアで、国内の出展者は主な制作会社、放送局、代理店などアニメビジネスに関連のありそうな企業はほとんど出揃った。今後、さらにアニメフェアを価値あるものにし、発展させるならば海外からの出展者の取込が必要である。
 つまり、日本からアニメ作品を売る、情報を発信するだけでなく、海外のアニメ作品と情報を東京に集めて双方向のものにしていくことである。
 現在参加している海外からの出展者が、東京アニメフェアで満足の行く成果を残し継続的に出展する働きかけが重要である。そのためには、海外ブースをもっとアピールする何らかの方策も必要かもしれない。
(写真は台湾企業のブースの様子)

/東京国際アニメフェア

/韓国文化コンテンツ振興院
/台湾台北県コンピューター協会
/SICAF
《animeanime》
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