『星のこえ』などで知られるアニメ映画の新海誠監督は、自身のウェッブサイト『Other voices-遠い声-』にて2006年公開に向けて3本のアニメ作品を制作中であることを明らかにした。 新海氏によれば、3本の作品はそれぞれ独立した十数分から数十分の短編アニメになる。合わせると、およそ60分前後の長さになり、3本同時の公開を目指しているようだ。作品の内容は、日本の都市と地方を舞台に、現代を生きる登場人物たちの心の変遷を描くとされており、ウェッブサイトでは、作品画像も一部公開されている。 新海誠監督は、2002年にフルデジタルアニメの『ほしのこえ』をほとんど1人で制作をして世に大きな衝撃を与えた。インディペンデントのアニメーション制作からの成功例としても、注目を浴びている。 昨年は初の劇場公開作品『雲のむこう、約束の場所』を公開し、毎日映画コンクールのアニメーション映画賞も獲得している。今回の短編作品集は、新海監督にとっては、劇場映画プロジェクトの第2弾となる。 それと同時に、今回は長編アニメでなく監督の原点というべき短編アニメーションの制作に戻ったことにもなる。再び手掛ける短編アニメの成果が気になるとこである。/新海誠公式サイト Other voices-遠い声-
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