4月5日から日本テレビ系で全国放送が開始されるテレビアニメ版『NANA』の楽曲を担当するアーティストが発表された。主人公ナナの音楽を土屋アンナが、そのライバルのレイラ役をOLIVIAが担当する。 それぞれが作品の中のアーティストとして、土屋アンナはオープニング曲の『rose』、OLIVIAはエンディングテーマの『a little pain』を歌う。 土屋アンナは1998年よりモデルとして活躍した後、2004年に『下妻物語』、『茶の味』などでも女優としても活躍している。また、昨年からはミュージシャンとしての活動も広げ、様々な顔を持つアーティストとして注目されている。 また、OLIVIA は1999年にシンガーとしてソロデビュー後、「Internal Bleeding Strawberry」などのアルバムを初めとして積極的に活動を行っており音楽活動に大きな実績を残している。 『NANA』は、トップアーティストを目指す主人公大崎ナナとそのライバルで人気バンドのボーカルであるレイラの音楽が物語の中心のひとつになっている。今回、声優とは別に、ふたりが歌う音楽をそれぞれ実力派のアーティストを持ってきたのは、『NANA』の世界における音楽の重要性を意識したものであるといえる。また、番組から新しい音楽シーンの発信も目指しているだろう。 昨年の劇場実写映画版の『NANA』は興収40億円を越える大ヒットとなり、『NANA』現象とまで呼ばれた。この劇場版は、映画のなかで、ナナ役の中島美嘉とレイラ役の伊藤由奈の歌が映画の世界を飛び越えて大ヒットした。 今回は、映画版との違いを意識しながらも、同じような音楽と映像をコラボレートする展開を目指すことになりそうだ。/TVアニメ版「NANA」公式サイト /NANA公式サイト(集英社) /劇場版「NANA」公式サイト