候補作品は、様々な映画祭やイベントで主要な賞を得るなど非常に評価の高い作品5作品が出揃い、長編アニメーション作品賞を上回る激しい競争となった。 結局、受賞したのは自分と父の物語をアニメーションと実写を取り混ぜて表現したジョン・カンメーカー氏が制作した『The Moon and the Son: An Imagined Conversation(月と息子:想像の対話)』であった。
同作品は先月に発表されたアニー賞の短編アニメーション部門でも、両作品は候補作品に挙がっていたが、こちらも最優秀作品賞は『The Fan and The Flower』であった。 今回のアカデミー賞で、『The Moon and the Son』はようやくビッグタイトルを獲得したことになる。また、候補が有力と考えられていたピクサースタジオの『One Man Band』は受賞を逃した。