米ジェネオン ポドキャストでプロモーション(2/16) | アニメ!アニメ!

米ジェネオン ポドキャストでプロモーション(2/16)

 アメリカのアニメ・ゲームの情報サイト「クレイジー・ゲーマース」によると、アメリカでアニメ流通大手の一角を占めるジェネオン・エンターテイメントUSAは、アップルが開発したiTunes向けのポドキャストを利用したプロモーション映像の配信を開始する。
 当初は、ア

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 アメリカのアニメ・ゲームの情報サイト「クレイジー・ゲーマース」によると、アメリカでアニメ流通大手の一角を占めるジェネオン・エンターテイメントUSAは、アップルが開発したiTunes向けのポドキャストを利用したプロモーション映像の配信を開始する。
 当初は、アメリカでも人気の高い『サムライチャンプルー』や『ビューティフルジョー』などのトレイラーが配信されるほか、今後も各作品の映像を追加して行く。また、今後はメイキングシーンなども追加していく方針としている。

 近年、アメリカでもブロードバンドの普及が進んでいることや新しい技術の登場により、ダウンロード型のアニメ作品のプロモーションが急激に注目されつつある。
 例えば、流通会社のひとつADヴィジョンは、プロモーションにファイル交換ソフトのビットレントの利用を昨年から開始している。また、別の流通会社のひとつセントラルパーク・メディア(CPM)は、PSP向けの配信やポドキャストを利用した映像配布を既に行っている。その中には、サービス期間を区切った1話まるごとサービスさへ含まれている。

 今回のジェネオンの動きはこうした流れの中にあり、インターネットを利用したプロモーション映像配布の流れを決定づけるものといえるだろう。
 しかし、現在のところこうした映像の配布は、プロモーション利用にとどまっており、ダウンロード販売は行われていない。CPMなどが、アップルと正式のポッドキャストを交渉中と伝えられるが、その中に有料販売が含まれるかは定かではない。

 もし、有料のダウンロード販売が始まれば、それは日本市場にも大きな影響を与えるに違いない。現在の日本のインターネットでは、アニメ配信はストリーミングが中心で、コンテンツ自体は利用者の手に残らない。また、他のメディアへの移し替えや持ち運びも不可能である。

 しかし、ダウンロードによる動画の買い切り販売が可能になれば、現在でも大きく動いている日本のコンテンツ配信のビジネスモデルを大きく揺るがすことになる。これは、アニメ作品に限ったものでもない。そうした意味で、今後、日本のコンテンツであるアニメが、iTunes向けに有料販売されるかどうかは大きな意味を持っているといえる。

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《animeanime》
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