インターネット検索エンジンの米国ヤフーが、2005年の検索ワードランキングを発表している。総合順位のベスト3は、1位が人気タレントの「ブリトニー・スピアーズ」、2位に人気アーティストの「50 Cent」、さらに第3位に「カートゥーンネットワーク」が今回初めてランキングされた。 総合ランキングは10位までのうち9つがアメリカの人気セレブリティーであり、人間以外でランクインしているのは「カートゥーンネットワーク」だけである。日本のアニメやマンガなどに関連する単語はベスト10までには入っていない。 しかし、アメリカの人気ケーブルテレビチャンネルのカートゥーンネットワークは、日本アニメを多数放映している放送局である。このニュースを伝えるメディアのひとつロイターは、ヤフーの担当者の声として利用者のカートゥーンネットワークへの関心はアドルトスイムの番組ラインナップへの関心であると紹介している。 アダルトスイムは、カートゥーンネットワークの中でも大人向けの深夜帯の放映枠で『エヴァンゲリオン』や『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』などを放映しており、日本アニメ作品の比率が非常に高い。カートゥーンネットワークの総合ランキング入りには、日本アニメが少なからず貢献しているようだ。 こうした日本アニメの関心は、さらにビジュアルを重視した検索エンジンのヤフーイメージ検索(画像検索エンジン)やヤフービデオ検索(動画像検索エンジン)ではっきりする。英語圏で日本アニメを指す単語「アニメ(Anime)」がイメージ検索で総合10位、ビデオ検索で総合3位につけているからである。 イメージ検索では、やはり10位までのうち9位までをアメリカのセレブリティーが占める中、唯一の人間以外の検索単語になっている。 今回、世界の2大検索エンジンにひとつである米国ヤフーの検索エンジンに「アニメ」の単語がランキング入りすることで、あらためて日本アニメの人気が確認されたことになる。同時に、「アニメーション」でも「カートゥーン」でもない日本アニメを現す「アニメ」の単語が、英語圏で想像以上に広がっていることに驚かされる。 /ヤフー検索 2005トップ検索(英語)/アダルトスイム /カートゥーンネットワーク /Cartoon Networkで実際に検索するとこんな感じ/Animeで実際にイメージ検索するとこんな感じ
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