クリエーター向けのアニメ誌が創刊(12/10) | アニメ!アニメ!

クリエーター向けのアニメ誌が創刊(12/10)

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 子供の科学やホビー分野の雑誌出版で知られる誠文堂新光社が、アニメーションメイキングマガジンと名を打ったアニメーションクリエーター向けの新雑誌「アニメーションノート」を創刊する。発売は12月下旬となる。雑誌の巻頭特集は「HOW TO アニメーション」となっており、インディペンデント・アニメーションの大家である新海誠やゲームクリエーターの小島秀夫、実力派アニメ監督の今敏の名前が見出しに並んでいる。
 セルアニメーションから派生した2Dアニメーション技術と3DCGアニメーション技術の接近やゲーム映像の高度化などによるアニメーション分野のクリエーターの領域拡大を見越した雑誌の創刊といえそうだ。

 アニメ雑誌は、業界トップで角川書店が発刊する「Newtype」や徳間書店の発刊で老舗の「アニメージュ」、さらに学研の「アニメディア」といった具合に、総合アニメ雑誌では既存の雑誌が安定した体制を築いている。一方で、今年に入ってこの分野にインデックス・マガジンが「アニメーションRE」を投入するなど、新たな参入が増える兆しも出ている。

 しかし、一般に新刊雑誌は競争の厳しい総合アニメ誌を避ける傾向にある。アニメブームともいえるほどのアニメ製作本数の増加や、「アキバ」、「萌え」への注目ほどにアニメファンの数が増えているようには見えない。また、従来からアニメ総合誌の販売は、限られた市場の喰い合いといった傾向が強かったからだ。

 11月に発売された角川書店「NewWORDS」は、従来のアニメ雑誌より高年齢の層とアニメ以外の映像やゲームなどの取り込みを目指している。また、12月に発売されるオタクという切り口で市場の開拓を目指す「オタク・エリート」などもそうした例であろう。
 今回の「アニメーションノート」も、クリエーターのためのアニメ雑誌といった点で、やはり従来にない隙間市場を狙っているといえる。
 ティーン向けのアニメ雑誌が複数あるなかで、20代以上などを中心とするアニメ雑誌が不在のマーケットも複数存在する。相次ぐ新アニメ関連誌の創刊は、そうした隙間市場のニーズをいかに掴み、市場を打ち立てるかへの挑戦なのだろう。

/誠文堂新光社 

《animeanime》
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