フジテレビとI.G 共同出資で新スタジオ設立(11/26) | アニメ!アニメ!

フジテレビとI.G 共同出資で新スタジオ設立(11/26)

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 フジテレビとアニメ制作会社のプロダクション I.Gは、両社の共同出資による新事業体『FILM有限責任事業組合』(FILM)を設立すると発表した。両社はこのFILMを通じてフルCGアニメーション、実写映画、DVD制作などのデジタル・ポストプロダクションを行うスタジオを運営する。
 有限事業組合(LLP)の出資総額は2億円、出資比率はフジテレビが86%、プロダクションI.Gが14%となる。また、LLPの名称「FILM」は、「フジ・IG・ラボ・フォー・ムービーズ」の略称だという。
 有限事業組合(LLP)の登記は来年1月に行われ、スタジオは1月下旬にオープンする。スタジオの詳細については、LLPの登記後発表される。
 
 スタジオは、フルCGアニメーションの映画制作に対応するデジタル編集スタジオを利用し、世界市場に通用する高品質のアニメ映画と実写映像の制作を目指す。また、デジタルプロダクションの人材育成と・制作力のアップも行う。
 さらに、音響制作で世界的に定評のあるルーカスフィルムのスカイウォーカー・サウンドと専用回線で結び、ハリウッドと同じレベルの音響制作を実現するとしている。

 フジテレビは、来年7月に公開予定の劇場大作映画『ブレイブストリー』の製作を手掛けている。劇場映画の中では海外市場で最も勝負しやすいアニメーションの表現手段に注目をしており、アニメビジネス強化に力を入れている。
 フジテレビによれば、今回の新事業は『ブレイブストリー』製作に次ぐ同社のアニメ戦略の第2弾であるという。

 今回のフジテレビとプロダクションI.Gの提携はビジネスの面では、やや意外感がある。なぜなら、フジテレビは『ブレイブストリー』を制作するGDHの大株主である一方で、プロダクション I.Gの大株主には日本テレビがおり、両社の資本的なつながりはないからだ。これまで、両社がビジネス上で近い関係にあったとは必ずしもいえない。
 しかし、逆に言えば、アニメ制作に力を入れ優れた制作会社とのつながりを求めるフジテレビと12月に株式上場を行い作品公開媒体の拡大を目指すI.Gのお互いが、今後のビジネス展開にとって重要なパートナーと認識したといえるだろう。
 有力地上波放送局と有力制作会社の提携はアニメ業界の活性化といった面だけでなく、両社による今後の新たな作品展開の可能性をも期待させる。

/フジテレビ 
/プロダクション I.G 
《animeanime》
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