アカデミー賞アニメ部門 ヴァラエティの予想(11/17) | アニメ!アニメ!

アカデミー賞アニメ部門 ヴァラエティの予想(11/17)

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 11月11日にハリウッドの有力業界誌ハリウッドレポーターによる本年度アカデミー賞長編アニメーション部門の見通しを紹介した。16日には、ハリウッドのもうひとつの有力業界誌ヴァラエティが、アカデミー賞長編アニメーション部門の見通しを掲載しているのでそれを紹介したい。

 長編アニメーション部門に対するヴァラエティの視点は、ハリウッドレポーターの視点と共通するところが多い。今年の特徴として挙げられた共通点は、例年は最有力候補に挙がってくるピクサーの劇場作品が存在しないこと、そして3DCGでないアニメーションに異例の存在感がある点だ。
 ここでの3DCGアニメーション以外の作品の存在感とは言うまでも、パペット(人形)を使ったアニメーション『コープス・ブライド』とクレイアニメーション(粘土)『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ』のことである。この2つの作品が、ヴァラエティでもオスカー候補の筆頭に挙げられている。
 また、ここでもハリウッドレポーターと同じように、オスカーに求められる条件として正統派な作品であることに加えて興行面での成功が挙げられている。そうした意味でも興行的に大きな成功をした両作品は有力作品だと言うわけである。こうした共通点は現在のハリウッドの一般的な認識といえるのだろう。

 興行面から考えれば宮崎駿監督の『ハウルの動く城』は、やはり苦しい戦いを強いられていると言えるだろう。それにもかかわらずヴァラエティは、2003年の『千と千尋の神隠し』のオスカー受賞はアカデミー賞の投票会員の記憶に残っているはずだと、この作品を好意的に受け止めている。ここでは、先の2作品『コープス・ブライド』、『ウォレスとグルミット』さらに『チキンリトル』に次いで4番目に名前を挙げているからだ。
 また、日本の作品ではハリウッドレポーターでは触れられなかった『スチームボーイ』についての言及もある。

 実際のノミネートからオスカー受賞までだが、当面の注目であるノミネート作品は予備選考(アカデミー賞選考の対象となる映画)が15作品以下であれば3作品、16作品以上の時に5作品となる。現在、10作品が対象となっているとヴァラエティは述べている。今後さらに6作品を候補にというのはきついハードルであろう。
 昨年は、インド映画の『仏陀の伝説:The Legend of Buddha』や韓国映画の『ワンダフルデイズ』を含めても11作品で、ノミネート作品は3作品であった。今年も仮に昨年と同じく3作品だとすれば、ハリウッドで評価の高い宮崎監督といえどもノミネートに残るにも厳しい競争が待ち受けていそうである。

 アカデミー賞ノミネート作品の発表は来年1月31日、受賞作品の発表及び受賞式は3月5日を予定している。

ハリウッドレポーターとヴァラエティで挙げられた10作品

/コープス・ブライド
/チキンリトル
/Valiant 
/くまのプーさん:ザ・ムービー
/ハウルの動く城
/マダガスカル
/ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ
/ロボッツ
/スチームボーイ
/Hoodwinked 

/ヴァラエテイ
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