11月8日、京都に本拠を構える立命館大学は、2007年4月の開設を目標に新たな映像系新学部の設置構想を明らかにした。構想では新学部は1学年の定数が150名、4学年で600名、専任教員が10数名と、近年開学が相次いでいるコンテンツ系の大学、大学院の中でもひと際大きいな規模の新学部となる。また、キャンパスは、京都の中心に位置する衣笠キャンパスを予定している。 大学の発表によれば、新学部は映像コンテンツ産業分野を担うグロバールに交流が出来る人材の育成を目的としている。また、関西・京都を中心とした新産業の育成や21世紀文化を創出する文理融合の教育を掲げている。 こうしたコンセプトから大学のカリキュラムは、デジタル映像のテクノロジーの領域から、撮影・照明、ポストプロダクション、プロデューサー論、さらには哲学、美術史、映画評論、理論にまで及ぶことになる。また、実学の重視からインターシップや海外の映像拠点や機関との連携も視野に入れている。 立命館大学が本拠地を構える京都には、世界有数のゲーム機メーカーである任天堂が存在し、ゲームなどのコンテンツ分野の研究が盛んな地域として知られている。また、立命館大学以外にも、京都精華大学の芸術学部マンガ学科といったコンテンツ系の大学学部が存在する。 京都市にはアニメやマンガといった分野を新たな地域興しの核にしたいという構想があり、今後、京都マンガミュージアムの設立、国際マンガサミットの誘致なども予定されている。立命館大学の映像学部が開設されれば、今後そうした研究、他大学、行政との新たな連携も生まれて来るかもしれない。/立命館大学 /京都精華大学芸術学部 /任天堂 /京都府
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