ガンダム郵便詐欺とムシキング郵便詐欺(11/10) | アニメ!アニメ!

ガンダム郵便詐欺とムシキング郵便詐欺(11/10)

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 産経新聞によればガンダムのフィギアが郵便事故で壊れたとして、その修理費として郵便局から郵便小包の賠償金30万円を騙し取るという事件が起きた。この容疑者は、ガンダムの模型をネットオークションで販売しており、詐欺で利用されたのも自作のフィギアだという。
 この詐欺事件を見て思い出すのは今年9月に起こったムシキングカードと郵便小包の賠償金制度を使った詐欺事件である。その事件では、郵送中にカードがワインに濡れて破損したと主張された。この際も、実際のカードの価値よりも不当に高い賠償請求が行われている。
 両方の詐欺事件に共通するのは、郵便小包の賠償システムの利用、ネットオークションに関連がある、限定した人しか価値が判断出来ないマニアな商品の利用である。
 両事件とも郵便局は、容疑者が演出した郵便事故を信じただけでなく、請求された商品の賠償金額を訳が判らないまま全額支払っている。
 テレビの鑑定番組などで広がった、マニアな商品には通常では考えられない高値がつくものだという先入観もあったのでないだろうか。そんな、世間の風潮を容疑者達は利用したわけである。

 しかし、マニア関連商品で幾ら高値になると言っても、これまではその高値を正当化することが難しかった。マニアの間では幾らで流通していると言ってもさすがになかなか苦しいものがある。そこで、ネットオークションである。つまり、何月何日のネットオークションで10万円の取引が成立しているから、その価値があると主張されれば説得力は飛躍的に増すわけだ。
 また、ネットオークションの売買が通常で保険のついた郵便や宅急便を使うことも、こうした詐欺をやり易くしたといえそうだ。つまり、これらの事件は世間ではしばしば本当にありえるシチュエーションなのだ。

 結局、この詐欺の根幹は、コレクショングッズの本当の価値はその分野のコレクターなり専門家なりにしか判らないという難しさにある。産経新聞によれば、今回の事件に対して郵便局は「請求が妥当かよく確認するべきだった」と話しているそうだ。しかし、妥当な金額の判断はこれからも難しいままである。今後、郵便局は正当な請求も含めた様々なコレクショングッズの正当な価格評価でまだまだ頭を痛めることになりそうだ。

産経新聞の記事 /「ガンダム模型破損」 郵便局から30万円詐取

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