マンガやアニメなどサブカルチャー分野で数々の企画展に実績のある川崎市市民ミューアムが、今度はマンガ界の大御所水木しげるを取り上げる。水木しげるは言うまでもなく『ゲゲゲ鬼太郎』、『悪魔君』のマンガやアニメを通じて世代を超えて支持される人気マンガ家である。今回、11月19日から来年1月9日まで開催される『大水木しげる展』は、マンガ家水木しげるの全貌を明らかにするだけでなく、水木の作品を生み出す源流となった妖怪の世界を広く紹介する意欲的な展覧会だ。 企画展のプロデュースとして、博物学者でもあり妖怪研究にも詳しい荒俣宏氏と熱烈な水木ファンでもある推理作家の京極夏彦氏が加わっている。この2人が参加するからにはとても普通の展覧会では終わらないだろう。 展覧会は、子供の時代から、戦中、戦後の水木しげるの歴史を追うほか、『鬼太郎』シリーズや『悪魔くん』などの水木しげるの生んだ作品の原画資料を展示する。また、水木の愛した妖怪たちの紹介や、水木が世界各地で集めた民俗資料コレクションや鬼太郎のコレクションも紹介される。展覧会を見ることで水木マンガの世界だけでなく、その作品の源流となる妖怪の世界が一望できる。 さらに12月25日は、プロデュースを手掛ける京極夏彦の講演会、11月26日、27日は「妖怪たちがやってくる!!」と題した上映会で『ゲゲゲの鬼太郎』、『カッパの三平』、『悪魔くん』などのアニメや映像作品の上映がされる予定だ。展覧会の詳細は下記ホームページで。/『大(Oh!)水木しげる展』会期:2005年11月19日~2006年1月9日会場:川崎市市民ミュージアム 主催:川崎市市民ミュージアム、朝日新聞社
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