米国のマクロス続編を巡る動き(9/26) | アニメ!アニメ!

米国のマクロス続編を巡る動き(9/26)

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 米国で製作されている往年の人気日本アニメ『超時空要塞マクロス』の続編の動きが活発になって来ている。正確に言えば『マクロス』でなく、マクロスを中心にロボットアニメ3作品を素材に米国で放映された『ロボテック』の続編である。
 この作品は、今年4月に『ロボテック 影の年代記:The Shadow Chronicles』のタイトルでアメリカ独自に製作すると発表されている。話のプロットを『ロボテック』の権利を持つハーモニーゴールド、キャラクターデザインなどを竜の子プロダクション、アニメ制作を韓国のアニメ制作会社DRムービーが行う。
 作品は、当初2005年の暮れにDVDで発売されるとされたが、今回その作品が2006年に劇場公開されるとの噂が出ている。これはオーストラリアのシドニー交響楽団が2006年ニューラインシネマ配給で公開予定の『ロボテック』の録音を行っているとの情報に基づいている。

 もし、2006年の劇場公開が本当だとすれば、80年代にアメリカに入り現地化された日本のロボットアニメが劇場でそろい踏みになる。2006年には日本アニメに源流を持つ実写版『トランスフォーマー』の劇場公開が予定されており、ニューラインシネマによる『ボルトロン』(『百獣王ゴライオン』)の実写版の製作も進んでいるからだ。
 この続編の劇場公開を手掛けるのが、日本のマンガ・アニメファンにはお馴染みとなりつつあるニューラインシネマだというのも、噂にリアリティーを醸し出している。近年、ニューラインシネマは日本のマンガ・アニメ原作に極めて高い関心を持っており、『MONSTER』や『寄生獣』のハリウッドの実写映画化に当たっても名前が挙がっている。
 
 この日本でなく米国で作られる『ロボテック:影の年代記』であるが、日本での公開はありえるのだろうか?残念ながら、その可能性はほとんどないと言っていいだろう。ロボテック公式サイトでは、この作品は日本を除く世界中に公開されるとしている。これまで、日本国内では『ロボテック』の放映やビデオ、DVDの販売はなく、公式にメディアに紹介されたこともない。
 これは『ロボテック』を手掛けるハーモニーゴールドと日本側との契約によるものだと考えられる。両者の契約は、ハーモニーゴールドが『ロボテック』の名前で『マクロス』、『サザンクロス』、『モスピーダ』を素材としたアニメ作品を世界中で展開する権利を認める一方で、日本国内にその作品を一切持ち込んではいけないとしているようである。
 例えば『ロボテック』の公式サイトの会員になるために日本ドメインのアドレスを利用すると「契約により『ロボテック』の日本へのマーケティングは禁止されているため受け付られない」と告知されることからも伺える。
 このため、日本アニメを源流に持つにも関わらず、日本では観ることの出来ない不思議な作品になりそうである。

/ロボテック・ドットコム 
/ニューラインシネマ 

《animeanime》
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