PSPとアニメ 米国編 | アニメ!アニメ!

PSPとアニメ 米国編

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 3月24日に米国市場で発売され好調な販売を記録しているソニーの携帯ゲーム端末PSPが、ゲーム機としてだけでなくアニメを観る端末としても注目されている。PSPはUMDと呼ばれるメディアを利用する携帯用映画再生機としての機能を持っているためである。
 元々、米国市場ではPSPの初回出荷分に『スパイダーマン2』の映画をセットで発売するなどこうしたゲーム機を超えたメディアとして売り出しを行っている。そうしたソニーの狙いに各企業が対応しているためだ。

 例えば、PSPを意識したアニメ関連企業の動きは、米国の大手アニメ流通企業ジェネオンに代表される。ジェネオンは本年7月5日に北米市場で『サムライチャンプルー』と『アップルシード』のPSP用のUMDを発売すると発表を行っている。UMDの小売価格は『サムライチャンプルー』ではDVDの23ドルに対して14.98ドルと、UMD側に価格面での魅力がある。しかし、『アップルシード』については、大きな価格の差はない。ジェネオンは、2005年に『ヘルシング』、『巌窟王』といった作品のUMDの発売も予定している。
 別の大手流通業者であるセントラルパークメディアは、自社の取り扱う100作品以上のアニメの予告編をPSP向けにダウンロード可能にすると発表した。また、アニメクラッシュは、先日のアニメボストンにおいてアニメ映画の予告編やインタビュー画像を直接PSPにダウンロード出来る新レーベルの立ち上げを発表するなどPSPを巡るアニメ関連の話題が続いている。
 これらは、米国市場では日本市場以上にゲームファンとアニメファンの重なりが強いと指摘されることも理由にあるだろう。しかし、日本でもUMD用の映画タイトルが発売され、先日は『交響詩篇エウレカセブン』のDVDとUMDのセット販売も発表されている。アニメとUMDの関係はこれから始まるといえるだろう。

 25年前に発売されたソニーのウォークマンは、街の中でも自分の好きな音楽を聴くがコンセプトであった。そう考えれば、街の中で自分の好きな映画を観れるPSPにも大きな需要があるはずである。iPodによって奪われた携帯音楽端末の市場を、携帯画像再生端末であるPSPで取り返すことも可能でないだろうか。
 特に、日本のビデオグラムの発売タイトルの多くを占めるアニメはキラーコンテンツになりやすい。また、長編映画と違い30分弱のTVアニメ作品は街の中でちょっと時間がある時に観るのに都合の良い時間でもある。インターネットからアニメをダウンロードしてPSPを利用して外でアニメを観るという未来は実現可能だろう。

《追記 5月7日》
セントラルパークメディアは森田修平監督のアニメ作品『KAKURENBO』のライセンスを収得し、作品のPSP向けのダウンロードを行う予定であると発表している。現在は、予告編のダウンロードが可能になっている。

セントラルルパークメディアの/ダウンロードサイト
/ジェネオン 
/クラッシュメディア(アニメクラッシュ)(音声注意)
《animeanime》
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