GONZO 米向け新作『AFRO SAMURAI』制作 | アニメ!アニメ!

GONZO 米向け新作『AFRO SAMURAI』制作

 米国の大手ネットワーク放送局のスパイクTV(Spike TV)は、2006年放映に向けて新作アニメ『AFRO SAMURAI』を製作すると発表した。この作品は、米国の有名監督で俳優のサミュエル・ジョンソン氏のプロデユースによるもので、日本のアニメ制作会社GONZOとフジテレビが

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 米国の大手ネットワーク放送局のスパイクTV(Spike TV)は、2006年放映に向けて新作アニメ『AFRO SAMURAI』を製作すると発表した。この作品は、米国の有名監督で俳優のサミュエル・ジョンソン氏のプロデユースによるもので、日本のアニメ制作会社GONZOとフジテレビが製作に関わるという。スパイクTVは、米国の男性に人気のある放送局で、MTVグループに属している。

 物語は封建時代の日本舞台に黒人の侍が父の敵討ちの旅の中で様々な経験を重ねるアクション作品となる。主人公の声ははジャクソン氏が自ら演る。作品は日本アニメの中に侍文化とヒップホップを取り入れた今までにないものになるという。
 また、シリーズプロデューサーはサミュエル・ジョンソン氏が行う。作品のコンセプトは、米国『スパイダーマン』や『ブレード3 Blade: Trinity』のイラストレーションを手掛けたタカシ・オカザキ氏が手掛ける。

 今回の新作アニメの発表は、先の東京国際アニメフェアで相次いで発表された日本の制作会社による米国市場向けのアニメーション制作の流れに中にあるといえる。これまでの日本アニメそのものの輸出と並び、米国向けのアニメ制作は今後の日本アニメの主要ビジネスになりそうだ。
 こうした、米国向けの作品ではGDH(『AFRO SAMURAI』)や、プロダクションIG(『IGPX』)といった技術力と経営力のある新興企業と角川(『ガイバー』)、フジTV(『AFRO SAMURAI』)といった資本力のある広い意味でのコンテンツ企業が主要プレイヤーとなっている。
 国内には数多くのアニメ制作会社があるが、自らこうしたビジネスを展開できる企業は限られそうだ。海外ビジネスの展開のためには、技術力、企業規模、戦略的な経営、そしてどのような企業と連携出来るかが重要になるに違いない。

/スパイクTV  
《animeanime》
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