エウレカセブン ネットで同時放送 | アニメ!アニメ!

エウレカセブン ネットで同時放送

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 4月17日に日曜朝7時から放映することが決まっている『交響詩編エウレカセブン』は、製作委員会に大手企業が名前を連ねるビッグプロジェクトとして話題を呼んでいるが、今回、インターネット配信でまた大きな動きをみせている。今回発表されたのは、テレビ放映と同時にインターネットによるブロードバンド配信の決定である。バンダイ、バンダイチャンネル、USENによるとこの配信はUSENの運営する光ファイバーインターネット接続サービス『BROAD-GATE 01』とグループ会社の運営する『Show Time』の会員が観ることが出来る。
 番組との同時配信は『ガンダムSEED』で経験済のため目新しさはない。今回の仕組みで新しいのは、番組放映から1週間はその週の放映した番組が無料で観られるのに加えて、1週間を過ぎた作品はストーリミングなら105円(税込み)、ダウンロードなら210円(税込み)というかなり安い価格で視聴が可能な点である。さらに、この配信は『Vordafone Live!BB』を通じて携帯端末へも配信される。携帯端末のテレビアニメのノーカット配信は業界初の試みとしてこちらも注目される。

 こうした、思い切った現役番組のネット配信は、同じ毎日放送がテレビ放送を行った『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの成功が背景にあることは間違いない。NTTフレッツを通じた『SEED』のテレビ放映との同時番組配信は、当初の懸念を覆して番組配信数の好記録と高視聴率、記録的なDVDの売上数を同時に実現している。これは、連続する物語を無料配信でフォローすることで、番組からの途中脱落者を減らす効果が大きかったためと考えられる。
 今回の『エウレカセブン』も、そうした効果も勿論狙っているだろう。それに加えて、この作品の放映時間の問題がオンデマンド放送を促した重要な点であるといえる。低年齢アニメの時間帯と言われる休日の朝7時に、比較的高年齢向けた『エウレカセブン』がどの程度の視聴者を獲得出来るかに懸念があるからだ。児童・学童はともかく、それより高い年齢層の視聴者がこの時間に起きてテレビを観るかどうかは大きな賭けである。
 そうしたリスクを避けるためにも、単にテレビの前に座っている視聴者だけでなくオンデマンド配信を通じてファン層を拡大しようとする戦略には必然性がある。これまで『エウレカセブン』が複合的な大プロジェクトの作品であることは度々喧伝されている。番組の認知度を上げたうえでメディアミクスの展開を図るのであれば、視聴率以上に幅広い認知度こそ重要になる。そのためには、複数のチャネルを用いた番組の露出度のアップは効果的であろう。
 また、『ガンダムSEED』と違い完全に無料にするのではなく、期間の過ぎた番組について視聴料を格安とはいえ有料にする点も新しい。こうした方法には、記事自体は無料だが過去のデータ資料の検索に料金を徴収する海外のオンラン新聞、雑誌や格安で楽曲を提供するiTUNEといったインターネット上の新しい課金システムの経験も活きているようだ。アニメ作品のオンデマンド配信の新しいビジネスモデルといえる。今回の『エウレカセブン』の試みが成功すれば、アニメ作品を視聴者にいかに届けるかといった意味で、今後の在り方に大きな示唆をもたらすに違いない。

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