ロボテック 日本発米国経由中国行き | アニメ!アニメ!

ロボテック 日本発米国経由中国行き

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 1980年代に米国で『ロボテック:英題ROBOTECH』という日本アニメ作品がカルトな人気を呼んだことはアニメファンの一部にも知られているが、その内容については詳しく知られていない。一般には、米国の『ロボテック』は米国で改変された『超時空要塞マクロス』と思わることが多い。実際、米国のロボテックファンの関心も『マクロス』向きがちである。しかし、実際には『ロボテック』はタツノコプロ製作の3作品『超時空要塞マクロス』、『超時空騎団サザンクロス』、『機甲創世紀モスピーダ』を再編集した長編シリーズである。

 この『ロボテック』を意外なところで発見した。中国・上海のCDショップである。見つけたのはDVDでなく中国に多いDVDより割安なVCDで第1部、第2部に分かれている。パッケージから判断すると第1部が『マクロス』、第2部が『サザンクロス』になっている。価格は第2部全24話で58元(約750円)、VCDとはいえお手頃感がある。
 当然、版権は気になったが調べてみると正規版であった。しかし、『マクロス』ならぬ『ロボテック』の版権所有者は誰になるのだろうか。これも確認してみた。どうやら、日本のタツノコプロダクションと米国でロボテックを展開したハーモニーゴールドの共同著作権であるらしい。確かに内容の是非はあれ、編集後の著作物にはハーモーニーゴールドの権利が発生するに違いない。そして、“ロボテック”という言葉自体はハーモニーゴールド社の著作物になっている。
 日本のアニメが米国経由で中国に入るのも妙な話だが、そもそも80年代の米国人の嗜好に合わせて編集された作品が、現在の日本アニメに見慣れて目の肥えた中国のアニメファンにどう受け取られるかは気になるところである。
 米国経由で中国に入った日本アニメは、他にも海賊版ではあるが英語・フランス語の録音、中国語字幕の『銀河英雄伝説』といったものも確認出来た。第3国経由で日本アニメが中国に入るのは、少なくないケースなのかもしれない。

 ちなみに、第2部の第1話、2話を確認してみたが英語版で中国字幕と内容がよく判らない。というか、言葉が理解出来ても判らないかもしれない。第2部は『サザンクロス』だけかと思ったのだが、サザンクロスのジャンヌの後にいきなりマクロスのミリアが出て来る、のどかなシーンの後にいきなり戦闘シーンといった具合で物語はかなり混乱している。2話以降は、『サザンクロス』中心になったので1話は総集編?だったのかもしれない。いずれにしても、戦闘シーンが中心であることは間違いない。第3部の『モスピーダ』は店頭では販売されていなかった。

ハーモニーゴールド /http://www.harmonygold.com
タツノコプロダクション /http://www.tatsunoko.co.jp
《animeanime》
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