『ハウルの動く城』米国公開決定 | アニメ!アニメ!

『ハウルの動く城』米国公開決定

 東宝は大ヒットを続けている宮崎駿監督のアニメ『ハウルの動く城』の米国公開を正式発表した。かねての噂どおり、6月10日の先行公開後(ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ)、6月17日から全国60都市に拡大公開される。
 近年大作アニメーションの声を有

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 東宝は大ヒットを続けている宮崎駿監督のアニメ『ハウルの動く城』の米国公開を正式発表した。かねての噂どおり、6月10日の先行公開後(ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ)、6月17日から全国60都市に拡大公開される。
 近年大作アニメーションの声を有名俳優があてることが米国では一般化しているが、その声優陣にはソフィーをジーン・シモンズ、ハウルをクリスチャン・ベール、荒地の魔女をローレン・バコールが担当することも発表された。ハリウッド代表する大女優であるローレン・バコールの起用が特に目立っている。
 また、米国版の編集は、宮崎監督の信頼が厚いと言われるピクサーのジョン・ラセター監督が噂されていたが、スケジュールの都合のため同じピクサーで『モンスターズインク』を手掛けたビート・ドクター監督に決まった。

 6月の夏休みに入る時期に合わせた今回の『ハウルの動く城』の公開は、子供向けの映画の公開時期としてはベストシーズンである。
 一般にマニア向けと考えられる日本アニメで公開劇場数100館を越える作品はほとんど存在しない。『千と千尋の神隠し』は夏休みの終わった9月に20数館で公開後、拡大して約150館であった。アカデミー賞受賞後は、700館あまりに劇場数が増えたが、その興行は期待されたほどでなかった。今年に入って米国では『紅の豚』や『猫の恩返し』、などのジブリの旧作DVDの発売が行われているのも、今回の映画に合わせたものだと考えられる。
 今回の『ハウルの動く城』に対する米国でのプロモーションは、異例に力の入ったものである。米国で配給を手掛けるディズニーによる力の入れようは、『ハウル』がこれまでの『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』と異なった米国の一般市民に受け入れられやすいヨーロッパ風な作品であるためかもしれない。

/ハウルの動く城公式サイト 
《animeanime》
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