3月15日の米国のエンターテイメント業界情報サイトHollywood Reporterはドリームワークスとパラマウントが共同で製作を行っている日本アニメ『トランスフォーマー』の実写版の近況を伝えている。この記事によると、エグゼクティブプロデュサーを務めるスティーブン・スピルバーグ氏は今回の映画を1980年代のハスブロのおもちゃをベースに考えているらしい。また、『Xメン』の総指揮、原案を手掛けたトム・デサント氏が原案を手掛ける。これに従いアングリーフィルムのトップのドン・マフィー氏とデサント氏は製作者のロレンツォディボナパルトと伴にこの作品のプロデュースを進めているという。 また、アレックス・カフマン氏とロベルト・オーキー氏が『トランスフォーマー』の脚本、監督、プロデュースを手掛けることになった。彼らは、これまでドリームワークスで『The Island』や『マスク・オブ。ゾロ』、『ミッションインポスィブル3』を手掛けている。 数多くの日本アニメの実写版の企画がハリウッドで立ち上がっているが、一番実現性が高いのはどうやらこの『トランスフォーマー』とジェームス・キャメロン監督の『銃夢』のようである。スピルバーグ氏とキャメロン監督という両作品ともハリウッドのビッグネームが関わっているのが特徴である。逆に言えば、監督であれプロデュサーであれ、あるいは俳優も含まれると思うが、ネームバリューがある人物がいなければ、こうした企画は先に進まないし、資金も集まらないともいえる。 『トランスフォーマー』シリーズは、多くの作品が米国向けに作られたものである。そのため、この作品は日本アニメという認識なしで多くの米国人に受け入れられている。そうした意味でも、他の日本アニメよりも広いマーケットを期待出来ることも企画が順調に進んでいる理由かも知れない。 Hollywood Reporterの記事 /Scribes toy with 'Transformers'ハスブロでなく現在のタカラのトランスフォーマー /http://www.takaratoys.co.jp/TF/
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