2月22日より東京都写真美術館で始まった『おたく:人格=空間=都市』展が人気を呼んでいる。この展覧会は、昨年秋にイタリアで開催されたヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の企画を帰国展として開催したものである。 おたくをアート、カルチャーとして取り上げた展覧会として、イタリア、日本両国で話題になった。現在開催されている同展であるが、非常に高い人気となっており多くの観客が写真美術館に訪れている。3月5日の午後には、来場者が会場に入りきれなくなり入場制限が行われ最大1時間以上待ちの状態になった。 また、同じ写真美術館で開催されている文化庁メディア芸術祭展も多くの観客で賑わっており、会場内の一部では移動が困難なほどであった。文化庁メディア芸術祭展は先週末の来場者数が土曜日、日曜日で1万人を超える人気であった、今週末も多数の来場客が足を運びそうだ。 『OTAKU』展は、先週のNHKの美術番組『新日曜美術館』でも特集として取り上げられ朝と夜の時間に2度に亘って全国放映されている。日曜美術館の特集に取り上げられた展覧会が翌週の観客動員数が急上昇する所謂日曜美術館効果もあったかもしれない。 同展覧会の会期は、美術展としては比較的短く3週間足らずとなっている。会期は13日で終了するが、話題性のある展覧会でもあり会期終了まで人気は続きそうである。/東京都写真美術館 /『おたく:人格=空間=都市』 /文化庁メディア芸術祭 /文化庁メディア芸術祭ブログ アマゾンへのリンク/『おたく:人格=空間=都市』