日本SF作家協会は、2004年度に最もSF界の発展に寄与した作品として劇場用アニメ作品『イノセンス』と監督の押井守氏を第25回日本SF大賞に選出した。3月4日に東京で授賞式が行われる。また、10月13日死去した作家・翻訳家の矢野徹氏の長年のSF界への貢献に対して特別賞が送られた。第6回日本SF新人賞は『ゴーディーサンディー』照下土竜氏が受賞した。 日本SF大賞は日本SF作家クラブが小説、評論、漫画、イラスト、映像、音楽などジャンルを越えて、その年に発表されたSF作品の中から最もすぐれた作品を選出する目的で1980年により創設されている。SF大賞は日本SF大会でファン投票によって選出される星雲賞と並びSF関係では最も知られた賞である。これまでに、アニメ作品では、第18回(1997)に『新世紀エヴァンゲリオン』と監督の庵野秀明氏が選ばれたことがあり、アニメ作品としては2作品目の受賞となる。また、第4回1987年にはコミック作品から『童夢』の大友克洋氏が選ばれている。/日本SF作家協会 /押井守公式サイト /イノセンス公式サイト /矢野徹氏略歴
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